NHKスペシャル『激流中国・密着・中国共産党地方幹部』を見る。
発展する経済を土台として、政治の民主化がどのように論じられているかが課題だが、共産党の地方幹部が経済開発をすすめていく現代中国の実態にふれる。
政府を共産党が指導し、なおかつ基本的には一党制であるという特殊性を見る。あわせてそのような政治体制がつくられるにいたった歴史を確認。
清王朝から辛亥革命(1911年)をへて中華民国へ、日本や欧米諸国の外圧と侵略との闘い、終戦後の内戦をへての新民主主義革命(1949年)。
その後、社会主義建設への方針が提示されるが、それはソ連型統制経済をモデルとするもの。
こうした経過のすえに、日本との対比でいえば、①資本主義の発展、②議会制民主主義の発展が抜け落ちることになる。
1978年の改革・開放政策をへて、社会主義路線を維持するとした上での市場経済が導入され、さらに、今日、政治の民主化があらためて大きな話題となっている。
次回からテキストに入る。
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