第1回なので、ガイダンス的な内容とする。
「現代社会と経済学」は、経済学関連科目の中では、「経済学」「比較経済論」に対して最も基礎的なもの。
学生・卒業生の就職や仕事を材料に、今日の日本経済の状況をからめていくものとする。
テキストには『輝いてはたらきたいアナタへ』を使用する。たくさんの先輩の仕事ぶりや、4年生の就職活動が紹介されている。
国家公務員、証券会社からCAへの転職、退職しての起業・・・。
就職後の人生は多様であり、それを準備する学生時代のうちに、それぞれが自立して自分の人生を考える必要がある。
だが、各自が希望をかなえるためには、あるいは何を希望とするかを考えるためには、日本の経済状況についての知識が必要となる。
2008年末には「非正規切り/派遣切り」という言葉が注目されたが、そこには景気の悪化とともに、すでに非正規雇用者が1/3を占めるにいたった日本の労働市場の変化がある。
本学の「就職力」はきわめて高いが、全国的な就職率(有効求人倍率)の低下は急速で、その影響は本学の学生もまぬがれない。
経済や社会の状況を良く見つめながら、各自が将来を切り開いていく必要がある。
受講者は上限80人であり、授業の最後に希望者には出席票を提出してもらう。
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