卒論原稿の練り上げをつづける。
「広島平和記念資料館」(高木さん)は、すでにかなり良くできている。第3章の原爆投下の「正当化」論を充実し、さらに今日の「核抑止力」論の批判までつながれば、なお良くなる。
「女性の社会進出、男性の家庭進出をどう実現するのか」(藤原さん)は、日本とスウェーデンの比較を行うもの。まずは、高度成長期まで「男は仕事、女は家庭」だったスウェーデンが、その後、なぜ短期間に大きな変化を遂げることができたのかに論点をしぼりこんでいく。
「昭和天皇の戦争責任と象徴天皇制」(不動さん)は、戦中・戦後の天皇制維持の動きを、アメリカの思惑、天皇周辺の動き、日本国民の意識という3つの角度からさらに深める。
「靖国神社の役割」(伊藤さん)は、鳩山新政権の東アジアとの友好を深めるとする政策を念頭におきながら、靖国神社と政治の関係がどのようにその障害となるかを述べ、さらに国家による戦没者追悼のあり方と靖国神社の新しい位置づけを考えていくものとなる。
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