リレー科目の第2回(最終回)。
今日、研究室にお菓子を届けてくれた卒業生の話し、「面接でうまく話せなかった」という4年生の話しから始める。
自営には自由があるとともに不案内がある。
また、第1志望につける学生はほとんどいない。二枚腰、三枚腰の用意が必要。
授業の内容は次のよう。
①仕事は生活のための手段だが、あわせて社会のどこかを支え、そのことに満足を感ずることができるもの。
いわゆる「やりがい」というもの。それを得るためには、「私は社会のどこを支えるか」という角度から就職先を考えることが必要。
②さらに仕事は、自分の能力をのばす場でもある。
25才の時、30才の時に、自分のどういう能力をつけていきたいかという角度からも「志望」を決めていくこと。
生活、やりがい、成長という三つの角度から。
③就職活動というのは、自分を雇ってくれる人を探す活動。であれば、「私を雇うとお得ですよ」という自分を育てることが大切な活動。
日本経団連は、何を「お得」の基準としているか。「資格」の有無ではない。
キチンと話しができるか、教養があるか、人柄がどうかが大きな基準。
本学の「就職力」の高さは、その基準にうまく合致している。
リベラル・アーツによる総合的な教養教育、そして少人数教育によって、たくさんの教員(大人)と直接接する機会が多いこと。
④就職活動は、卒業前の1年だけで終わるものではない。
たとえば25才くらいまでに、落ち着いてつとめられる場を探すこと。
つまり、そこには何度かの転職がふくまれる可能性がある。そのことも自分の人生計画に折り込んでおくこと。
以上、2回の授業について、より詳しくは後期の「現代社会と経済学」で。
全員に短い書き物を書いてもらう。
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