映像「安保とその時代(1)-日米安保を生んだ”冷戦”」を見る。
この夏に放映されたETV特集全4回の第1回。
4ケ国での対日占領計画がアメリカ一国に変わっていく過程、50年2月の中ソ友好同盟相互援助条約を押し進めさせたアメリカの姿勢、日米同盟か日本の中立化かをめぐるアメリカ国務省内部の対立など、おもしろい論点はいくつも登場。
グループごとの討議の結果、出てきた意見・質問は次のよう。
Aグループ--当時は単独講和しかなかったか。アメリカから独立したら国際社会で孤立しないか。中国とは早く友好関係をつくるべきし。
Bグループ--ビデオの内容がむずかしい。全面講和から単独講和へ朝鮮戦争で日本の世論はなぜ変わったのか。中ソ同盟はなんのためか。
Cグループ-アメリカは世界各国をうまく利用している。中国の国民党と共産党の対立というのは何だったのか。朝鮮戦争がなければ、日本の占領は早く終わったのか。
Dグループ-アメリカのうまさ、ずるさが目につく。中国と日本の溝はどうすれば埋められるのか。日本の報道は偏っていないか。アメリカに従わされているだけではないのか。
Eグループ-全面講和という選択肢があったことをはじめて知って驚いた。日米安保がなければ日本と東アジアはうまくいったか。全面講和を望めばアメリカは納得したのか。
議論の時間はほとんどとれず。次回は、同シリーズの第2回へ。
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