作成中の本について、出版社の丸尾さんと相談。
原稿については、年内完成のメドがたつ。
映像については、年内にあらための相談が必要。
新聞記事の検討は「銀座初の家電量販店がオープン、ラオックスが松阪屋に」(宮口さん)、「日本勢、タイに投資加速 内需取り込み狙う 海外生産の中国依存度下げ」(松本さん)、「核実験前兆か示威 北朝鮮 警戒強める関係国」(福田さん)。
テキストは、第2章「アジアが今、台頭する理由」に進む。
「現実主義、平和の文化」(喜多さん)、「法の支配」(栗山さん)。
中国における「法の支配」のテーマに関連して、映像「NHKスペシャル 激流中国 密着・共産党地方幹部」(2007年11月4日)を見る。
以下、内容メモ。
企業の競争力が地域の競争力を生む(黄書記)、他方国営企業の破綻で貧困化(孫書記)、地域間格差(同じ政策、同じ共産党でなぜこうも)、末端の地方幹部の苦しみ、
共産党大会5年に1度、末端の農村幹部が選ばれる(異例、広東省、黄書記)、第17回大会、7300万党員(人口の6%)、胡錦濤政権・調和社会へ
広東省・小欖鎮(しょらんちん)、改革解放でもっとも成長した地域、高級マンション建設を推進、87年に土地開発会社の社長になって地域開発、それが評価されて書記に
都市部とかわらない大病院建設、小学校に大学院レベルの数学を学ぶクラスも、幼稚園から高校までを義務教育に、1億円以上の豪邸もたくさん、住んでいるのは農民(99%は農業をやめて企業経営)、農地の使用権を企業に貸し、農民は賃貸料を得る、地主のような存在に
黄書記の年俸は450万円+ボーナス、『国富論』を読んでいる、市場経済の聖人、計画経済と矛盾ばあるが啓作でも市場でもどちらでもいい最低限のコストで富を築くのが一番
在中国フランス商工会議所の副会頭、企業進出の相談、政府・農民・企業に利益がうまれる進出を、彼らほどの資本主義者はいません(副会頭)
5月マカオでのデモ、労働条件の改善などを求め、黄書記・経済発展の影の部分の改善を、小欖鎮には16万人の出稼ぎ労働者(人口の半分)、出稼ぎ労働者の宿舎も訪ねる、その場で最終バスの時間を変更、夜遊びに出られるように
新たな学校建設、戸籍は問わない、出稼ぎ労働者の子どもが入れるように、不満の芽を事前につみとっていく
遼寧省・撫順市、70年代までは計画経済の花形地域、石炭、改革解放以後は取り残されてきた、巨大国営企業の多くが経営困難で倒産、5万8000人がレイオフ、孫書記、倒産企業を民間企業に売却しようと、土地を更地にして売りに
国有企業はコストもかさみ難問に、残っている企業も問題山積、「東北振興策」(胡錦濤政権)が打ち出される、休みは半年に1度、年収62万円共働き、孫氏は90年代国営デパートをリストラで立て直した実績が、域外から投資を呼び込む努力を、浙江省のファスナーメーカー社長が
老朽化した社宅の再開発、7万世帯の立ち退き計画(撫順市だけで)、945億円をかけて新たな集合住宅、移転は住民にも負担を、貧困世帯は拒否、補償金+寄付金で、
住民の理想と政策の間にはひらきがある
17党大会、幹部へのキビシイ指摘も、腐敗幹部への処罰、幹部にむけた腐敗防止教育ビデオを作成、06年全国9万7000人の地方幹部が処罰された
貿易黒字縮小のための税率変更(ハイテク製品以外)政策発表(輸出税)、不満をいう外国企業、投資の中止・撤退、黄書記はあらゆる製品をハイテク製品と承認すると、F1専用のスパナをハイテク製品だと、広東省中山市の共産党へ(上部組織)、製品の分類変更で乗り切ろうと、結局影響は最低限に、上に政策あれば下に対策あり
孫書記、浙江省のファスナーメーカー社長に会いに、鹿の剥製などの土産をもって、土地の使用権の金額が高すぎる(社長)、しかも投資に失敗しても転売ができない(20年間)、2時間の交渉は平行線、投資は白紙に
80世帯以上が立ち退き拒否、募金、党員350人が285万円、立ち退きを9月で完了
黄書記、新しい課題、川の水が真っ黒、悪臭、汚水処理の必要、60億円で汚水処理施設、環境対策は中央の最重要方針でもある、農村書記の役割がかわってきた、農作業指導の時代は終わった、商工業に通じ積極的に都市開発を、その上で農民の暮らしが向上するように
孫書記、国有セメント向上の売却努力を
とどまることのない市場経済化、成長を持続させながらひずみと向き合う、かつてない役割が共産党地方幹部に関連
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