第1回につき、授業のガイダンスとする。
3つの経済学科目の中の上級編。
今期のテーマは「資本主義経済・社会の新しい発展の一例をフランスに探る」というもの。
「新しさ」として注目しているのは、①古い植民地主義からの脱却、②「少子化」の逆転(社会保障の拡充)、③高校生が「年金」でデモ(高い主権者意識)、④コミュニティで自治を考える(主権者意識をはぐくむ土壌)、⑤フランス革命の伝統(自由・人権をもとめる社会の成熟)、⑥高い食料自給率など。
ただし、⑦電力の原発依存度世界一という側面もある。
多面的に現代フランス社会をとらえたい。
全体として、経済に対する社会の制御が、日本より発達した社会だと見通している。
使用するテキストは『現代フランス社会を知るための62章』。
受講者制限(50人)のために出席票を配布する。
以下は、フランス社会の特徴を示すいくつかの指標として活用したもの。
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