〔29章・35時間労働制〕
ジョスパン内閣の労働大臣マルチーヌ・オーブリが音頭をとった35時間労働制
1998年の第一次オーブリ法、2000年の第二次オーブリ法で実施
2002年以後の保守政権は骨抜きの努力を、超過勤務時間上限の引き上げ
※法的規制だけでない労資の力関係の問題
※「労働」をどうとらえるか
〔30章・失業〕
戦後1973年までの「栄光の30年」、それ以後、失業は大きな社会問題に
統計数字の変化、年齢・性別・学歴による格差も
2008年からの「非正規雇用」の拡大
歴代政府の失業対策
※日本との統計基準の相違
※EU全体での労働者保護政策
〔補足・EU諸国の雇用政策〕
雇用は正規が原則、派遣は一時的・臨時的
パートとフルは同一労働同一待遇、派遣と正規は実施途上、「EU派遣労働指令」(08年)
日本は86年労働者派遣法、99年原則自由化
ILOの有期雇用規制、EUの有期労働指令(99年)、契約更新が繰り返される日本の有期雇用
ILOのパート労働条約、EUパート指令(97年)、日本はILO条約に参加せず
〔32章・租税〕
国税収入、付加価値税45%、所得税21%、法人税15%他
高い国民負担率62.4%
付加価値税19.6%、日用品は5.5%、医薬品には2.1%の軽減税率
連帯富裕税
※所得再分配という考え方
※累進課税という考え方
〔36章・中小企業〕
73年以後、中小企業の重要な役割への再評価
全労働者の63.1%を雇用
週35時間労働制への対応、企業内の労使協定による
※大企業による支配の対象なのか、規模の異なる同等の存在なのか
〔37章・公共部門と民営化〕
「栄光の30年」における政府主導の経済運営、国有化の推進がひとつの特徴
1980年代以後の急速な減少
「小さな政府」への追随? 英米流市場万能主義とは異なる道
〔期末レポートについて〕
テーマ フランス資本主義を歴史的に発展させてきた論理について、①対外関係の変化、②独特の社会のあり方の2点をめぐって書いてください。
字数 2000字程度(表紙不要)で
〆切 7月27日(水)13時00分まで
提出先 文学部事務室前レポートボックス
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