本音はいったいどこにあるのだろう?
公明党は、昨年12月15日の防衛省法に賛成し、自衛隊の本来任務に海外派兵を加えることに賛成している。
「加憲」の対象に、集団的自衛権の合法化が含まれることは、過去の発言からも明らかなのだが。
「この夏はまずい」「靖国色が強すぎるのはまずい」「支持団体がまとまらない」などの問題があるということだろうか?
あるいは地方選挙での得票減も影響したか?
改憲の争点化、選挙協力影響も 公明代表(北海道新聞、5月28日)
公明党の太田昭宏代表は二十七日の民放番組で、安倍晋三首相が七月の参院選で憲法改正を争点に掲げていることに関連して、「自民党が公明党と根本的に違うことを言えば、(選挙での自民党)支援について当然ちゅうちょせざるを得ない」と述べ、集団的自衛権などで主張に隔たりが生じれば自民党への選挙協力に影響するとの認識を示した。
太田氏は、公明党として集団的自衛権の行使は容認できないとの考えを重ねて示した上で、「中身を言わないで、憲法改正だけを言っても意味がない」と首相を批判した。
公明党は憲法九条一項、二項を堅持し、現行憲法に環境権などを付加する「加憲」の立場。太田氏の発言は、自民党内の集団的自衛権などの論議にブレーキをかける狙いがあるとみられる。
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