変化の急速さに驚かされるベネズエラだが、今度は「ベネズエラ統一社会主義党」に入党申し込みがすでに530万人とのことである。
8月半ばから、3ケ月もの時間をかけて、これの結党大会が開かれるという。
さて、どのような「社会主義」が、どのような道を通って目指されることになるのだろうか。
社会主義新党に530万人申し込み ベネズエラ(しんぶん赤旗、6月15日)
【メキシコ市=松島良尚】ベネズエラのチャベス大統領が「二十一世紀の社会主義」をめざす党として昨年結成を呼びかけた新党「ベネズエラ統一社会主義党」(PSUV)への入党申し込みが五百三十六万人以上に達していることが八日までに明らかになりました。
同大統領は十日のテレビ番組で、党員の条件として「利己的であってはならない」とし、「誠実さ、物質的財産への無欲、連帯、奉仕労働の準備」をあげ、「私は真の社会主義者と歩みをともにしたい」と強調しました。
同大統領は、資産階級でも党員になることができるとして、そのためには「社会主義者になりたいということを示さなければならない」と指摘。その例として、貧しい人たちに資するため、「使用していない冷蔵庫を持っている人はボリバル広場(首都カラカス中心部の広場)に持っていってほしい。トラック、扇風機、調理器でも、必要でないものは寄付すべきだ」と強調しました。
模範を示すためとして、大統領は自らが預金二十五万ドル(約三千万円)を提供すると表明しました。
PSUV結党は、社会主義建設のために統一した強大な党が必要だという見地から呼びかけられました。地方大会を経て八月半ばから約三カ月の予定で結党大会が開かれる見通しです。
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