大統領自身のよびかけによる社会主義政党の結党だが、はたしてどのような社会主義づくりが課題となるのか。
ソ連を社会主義ではなかったと否定し、他方で、キューバや中国とはかなり密接な交流をもつ。
また新自由主義やアメリカの介入との闘いでは、いまだ継続中ではあっても独自の地平を拓いている。
どのような新しい模索の成果が立ち現れてくるものか。
ベネズエラ統一社会主義党 創立大会へ会議開始(しんぶん赤旗、7月24日)
【メキシコ市=松島良尚】ベネズエラの首都カラカスで二十一日、同国のチャベス大統領が結成を呼びかけた新党「ベネズエラ統一社会主義党」(PSUV)の基礎組織の会議が始まりました。九月一日に予定されている全国創立大会に向け、来週からは各県でも行われます。
基礎組織は約三百人で組織され、社会主義大隊と呼ばれます。新党のイデオロギーや任務、課題を討議し、全国大会代議員を選ぶ代表者を選出します。二十一日には千二百以上の社会主義大隊が会議を開きました。
この日最初の会議に出席したロドリゲス副大統領は「ここに集まっているのは副大統領でも市長でもなく、PSUVへの入党希望者だけだ」「新党は確固とした倫理的土台のうえに結成しなければならない」と強調。求められているのは、地位ではなくて活動を望む党員だと述べました。
新党への入党申し込みは約五百六十七万人。昨年十二月の大統領選でのチャベス票の八割以上に達しました。地域によっては得票数を上回っています。社会主義大隊は全国で約一万九千の規模になるといわれます。
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