東アジアとラテンアメリカの33ケ国が加盟しているという。
提唱者はシンガポールとチリであり、WTOのドーハラウンドでは途上国の利益への考慮が確認されているとのこと。
これもまた大国主導でない、世界の各国が主人公という世界づくりに向けた、状況の大きな変化の一部をなすもの。
東アジア・ラテンアメリカフォーラム開幕 両地域の関係強化へ(しんぶん赤旗、8月24日)
【カラカス=松島良尚】ブラジルの首都ブラジリアで二十二日、二つの地域間の幅広い分野での関係強化を目的とする東アジア・ラテンアメリカ協力フォーラム(FEALAC)の第三回外相会合が二日間の予定で始まりました。
現地からの報道によれば、今回のフォーラムでは両地域間の貿易や投資促進のほか、世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(ドーハラウンド)についても話し合われるもようです。
ブラジルのアモリン外相は開会あいさつで、「地理的な距離は両地域が接近することの障害にならない」と述べ、両地域はドーハラウンドの結論を公正で釣り合いがとれ、途上国の利益を考慮したものにすることで一致していると強調しました。
初日には、アフガニスタンでの暴力の広がりとテロリストによる誘拐に対する懸念と非難を表明し、人質の解放を求める声明が採択されました。
FEALACはシンガポールとチリの提唱で発足し、三十三カ国が加盟。二〇〇一年に第一回外相会合を開催し、第二回会合で「さらなる経済発展に向けての両地域間の経済交流の促進と貧困克服のための機会の創出」などから成る「マニラ行動計画」を採択しました。
今回のフォーラムには日本から麻生太郎外相が出席しています。
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