他には記事が見当たらないが、日中韓3国による「アジア通貨基金」設立への合意ができたという。
事実であればどのような内容であり、これにアメリカはどう反応してくるのか。
中国「韓日中アジア通貨基金設立を推進」(中央日報、11月26日)
中国が日本、韓国の同意を得てアジア通貨基金を作る計画だと中国メディアが26日、報道した。
国際通貨基金(IMF)とは別に3カ国が保有外為を出資して作るアジア通貨基金は、ドル貨幤価値下落で域内通貨が投機行為の攻撃目標になることを防止するということに目的を置いている。
中国は21日、シンガポールで開かれたASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会談で、3カ国が近いうちにこうしたアジア通貨基金設立を推進することにしたと明らかにした。
3カ国が現在保有中の外貨は3兆ドルで、このうち中国が1兆4300億ドルを持っている。中国は保有外貨の3分の2をドル貨幤資産として持っている。中国はドル貨幤の下落による保有外貨の価値下落を懸念しているが、米国などは貿易不均衡による赤字拡大に対して強く不満を吐露している。
米国とヨーロッパは中国人民元の価値切り上げだけが貿易不均衡是正のための唯一の案だと主張している。中国はしかし、人民元切り上げは中国の経済成長を阻害するだけでなく、投機資本のしゅん動を呼ぶことがあると懸念している。
アジア通貨基金設立は国際通貨危機を経た韓国でも通貨安定案として検討されるものとみられる。
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