会場一杯の１４０名、熱気あふれる時間となりました

当面の改革と「社会革命」。

会場一杯にあつまったみなさんは、

最後の最後まで、熱心に討論に参加してくれました。

その後の焼き肉懇親会は、

短い時間に、ビールを、ゴキュゴキュゴキュ。

こちらも楽しい時間となりました。

Comments

[投稿情報: 山本 節也]

　おはようございます。

　昨日の集いに参加させていただきました、京建労の山本と申します。

　お二人のお話は大変刺激的でした。そこで感想と意見を。

　聴濤さんがおっしゃるように、現状批判として、社会主義思想を持つことは間違いではないし、必要だと思います。しかし、そのことと、当面の改革がどういうものになるかは区別して考えるべきではないでしょうか。
　今、日本で問題なのは、簡単に言うと資本の横暴が、人々の生業を破壊しているということなのです。原発、消費税、TPPすべてそうです。今やるべきは、資本の横暴に反対して、人々の生業を守ることです。聴濤さんは「守り一辺倒だ」とおっしゃいましたが、そんなことはありません。実は非常に革命的なことだと思います。
　そこに、現状批判として、社会主義思想の役割が必要なことは認めますし、そうでないと本当の批判は出来ないと思います。しかし、仮に今の資本の横暴が止められたとして、出来る社会は、どんな社会なんでしょうか。それは、やはり資本主義社会なのです。
　石川さんがおしゃった、土台と上部構造の相互作用はこの最後の問題とかかわってきます。つまり、資本主義は、本来、内部にそれに反対するものさえ取り込んでも発展するものを持っているということなんでしょう。（なぜ、そうなるかは、価値法則と市場との関係とかかわってくるのではないかと思っていますが、うまく展開できないので省きます）
　資本主義の最後は、どういうものなのか、誰もわかっていないと思います。聴濤さんは、グラムシの言葉を引用し、マルクスの社会革命のテーゼは完成させなければならないと言っていましたが、その通りだと思います。
　あと、旧ソ連の歴史をもっと研究すべきだと、石川さんの意見、その通りだと思います。以前もメールさせていただいたことがあったのですが、故渓内 謙氏の著作はもっと読まれるべきと思います。石川さんが触れていたスターリンが歴史の表舞台にでる背景については、もしかしたら読まれているかもしれませんが、下記が参考になります
現代社会主義の省察（岩波書店　１９７８年）

　今回の企画、大変有意義でした、第二弾を期待します。

　

　

[投稿情報: walumono]

ご意見・ご感想ありがとうございました。
➀当面の変革と「社会主義」的改革や関連する思想との「関係」が、昨日のメインテーマでした。両者が区別されるものであるという前提があるので「関係」が問題にされたわけですね。報告者２人ともそのことを表明していたと思います。
➁今日的な資本の横暴とのたたかいが、ただちに社会主義的変革をもとめるものでないという点でも、昨日の議論は意見の相違はなかったと思っています。その上で報告者間に相違があるとすれば、それはやはり「関係」のとらえ方ではなかったかと思います。
➂渓内さんの研究は重要なものだと思っています。ペレストロイカからソ連崩壊後の時期に、多くの論者によってかなり集中的に（それとは必ずしも明示されない場合もふくめて）研究されました。それを貴重な手がかりのひとつとして、より包括的なロシア社会全体の発展史を期待したく思っています。
取り急ぎ、私なりのお返事あるいは感想です。
昨日の企画については、フロアーからの質問が、もう少し主題にそったものであればよかったかと思いましたが、それはなかなか難しいことなのかも知れませんね。
ありがとうございました。