はたらく者の権利にかかわり、下の新聞記事を紹介し、労働基準監督署とは何か、それをどう活用するかについて解説する。
ミドリ電化に時間外賃金の是正勧告 尼崎労基署(神戸新聞、11月9日)
家電量販店チェーンのミドリ電化(尼崎市)は八日、時間外割増賃金の未払いがあったとして、尼崎労働基準監督署から是正勧告を受けたと発表した。従業員の労働時間が自己申告制だったため、タイムカードなど機械的に把握する装置の導入も指導されたという。
同社によると、尼崎労基署は八月からJR尼崎駅、塚口、立花各店のパートを含む従業員計百九十五人分の労働実態を調査。過去二年分の時間外・休日勤務に一部未払いがあり、同社は割増賃金を支払うよう指導されたという。時間外賃金の対象外となる管理職の範囲も「広すぎる」として見直すよう求められた。
同社は二十五日までに全八十四店の労働実態を調べ、同署に報告書を提出する。(11/9 09:40)
国家公務員として東京ではたらく卒業生Aさんの実際を紹介する。
「税金逃れは許せない」「『考える』ことができる仕事」「長く働ける仕事を求めて」「今できることを精一杯がんばる」「夢は海外駐在と慕われる人になること」「仕事は自分のバランスを保つもの」「内定はゴールではなくスタート」の順。
全体として、仕事の決め方、就職活動のやり方などに、すでに意思の強さと計画性があらわれている。
同時に、好きだという「考える」仕事を楽しんでおり、自分の人生をつくることに対する期待感、ワクワクするような気持ちが見える。
ちょうど10年前の卒業生だが、学生たちには少し「凄い人」すぎるように見えたかも知れない。
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