3月14日(日)は、8時前起床の朝であった。
就寝3時で、眠い、眠い。
コーヒーをクピリクピリとやって、
9時前には、新参・相方にわかれを告げる。
JR「加島」から「尼崎」へ、
駅のホームで本を物色。
9時16分には、北近畿3号に乗り込んでいく。
車内では、すでに4年ゼミ生が、
アルコール飲料を手にしている。
こちらにも、ビールを差し出すが、
さすがに、それは遠慮していく。
にぎやかにしゃべった学生たちは、
1時間ほどで、グデリと眠った。
今日と明日は、4年ゼミの卒業旅行。
参加人数が少ないので、
アットホームな「家族旅行」的な空気である。
グイと読書をすすめていく。
12時には、JR「城崎温泉」に到着となる。
駅前のカニのオブジェに、一騒ぎ。
宿の「ゆとうや」さんは、なかなか落ち着いた風情である。
わが部屋の前には、こんな時代物の消火器入れが。
「いつごろの建築ですか?」
「何度も改修はしてますが、もとは昭和の初期になりますね」。
なるほど、それは大した建物である。
荷物をおいて、ただちに、みんなで外に出る。
「わ~い、おなかがすいた~」。
昼は、丼で、海鮮方面を攻めていく。
おなかがふくれたところで、
1時15分には、駅前発のバスに乗る。
10分ほどで、城崎マリンワールドへ。
バスを降りると、潮の香りがプンとした。
「サカナにエサをあげてみたい人~?」
スタッフさんの声に、4人ともが手をあげる。
そして、子どもたちの横に座り、
オキアミを、手から、サカナに食べさせていく。
こちらは、宙を舞うトド、およそ630キロ。
対照的に、こちらは小さなペンギンたちのパレードである。
よく訓練されたイルカたちのショーも見る。
すべてのアトラクションを一通り見て、
すべての水槽もジッとながめ、
4時をまわったところで、再びバスに乗り込んでいく。
4時30分には、宿に到着。
「これからこっちへ行って、晩ごはんのあとはこのへん、
明日の朝にあっちをまわれば・・・」。
7つの外湯をめぐる相談である。
こちらは、パソコン前にはりついていく。
6時からは夕食である。
「お風呂はいくつまわったの?」
「えっ? ひとつです。
ひとつ入ったら、もうまわるの
めんどくさくなって」。
さっそくの計画倒れとなっていた。
おそらくは、計画自体の誤りだろう。
9時まで、時間をかけて、
カニたっぷりのコースを食べていく。
「うっわ~、こんなに食べられない」
といっていたのは8時まで。
結果は、うどんも、雑炊も、
見事な完食となっていく。
やはり、そもそもの見通しに誤りがあるらしい。
9時には部屋にもどり、
こちらは、「メールカシャカシャの人」となっていく。
組合、講演、ご案内、執筆依頼、議事録、
韓国からもどりました、卒業できました・・・。
極楽中にたまったメールに
シャクシャク返事を書いていく。
本日の万歩計は、5036歩であった。
明日は、朝のうちに、地元の本屋さんに入ってみるかな。
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