ドーンセンター編著『先輩に聞く,女性と就職 仕事論』(アルゴ,2006年)を読み終える。
「はじめに」に,「まず,手に取っていただきたいのは,就職活動を控えた女子学生のみなさんです」とある。
なんとまあ,ゼミでつくっている本と同種の,しかも強力な先行著作の存在である。
冒頭に香山リカ・竹中恵美子氏の対談があるが,はたらくことが「自尊心」を生み出すという指摘の繰り返しが印象的である。
末尾の竹中氏による「働く女性の60年」も,簡潔で内容豊かである。
中心部分に登場する「先輩」たちの年齢が比較的高いことが,われわれの本との相違点になるだろうか。
あとは学生生活の中で何を学び,考えておくことが必要かというあたり。
これら詳細は,目下のところす「企業秘密」ということで。
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