12月29日は,A子・C男とのスキーである。
ドタバタと動いて,10時前には外に出る。
今回は,事前に何も送ることができず,
板もクツも持参である。
ズッシリとした荷物の重みが,左の肩に食い込んでいく。
JR「加島」から「尼崎」へ,「山科」へ,「近江今津」へ。
途中「京都」で,A子・C男と合流する。
「近江今津」には,予定より30分遅れての到着となる。
しかし,理由が「雪」では,これを恨むわけにはいかないのである。
ホテルに荷物をおき,着替えて,ただちに山へあがる。
場所は,初めての「箱館山スキー場」。
こちらは120センチのミニスキー,A子・C男はボードである。
サクリ,ザリリと滑り,この日は,2時間ほどでおしまいとなる。
ホテルにもどり,2人がコンビニに出たすきに,
さっそくビールをプシュッとあける。
世間は,まだ5時すぎである。
3人で,しばらく菓子をかじって,テレビをながめ,
夕食はホテルの外に出て食べる。
すぐ近くの店なのだが,これが徹底的に失敗であった。
調理器具の主体は電子レンジではないのか,
そう思えるような代物ばかり。
A子・C男も「自分でつくった方がうまい」と語る。
世の中そういうこともあるのである。
もどったホテルの前には,きれいなイルミネーションが立っていた。
ポリポリと再び菓子をかじり,カップの焼酎を飲んでいく。
「人志松本のすべらない話」を最後に,明かりを消す。
グッと眠り,窓をあけると,
琵琶湖にきれいな光が落ちていた。
こちらは野菜ジュースで朝食完了。
2人はお決まりのバイキングを食べに部屋を出る。
10時30分発の送迎バスで,再び山へ。
天気は安定しないが,時には,青い空ものぞいてくれる。
そのたびに,琵琶湖の北端がチラリと見える。
まだ雪は少なく,使えるゲレンデもわずかである。
しかし,この時期の関西という条件を考慮すれば,
これは仕方のないことだろう。
3月の「極楽スキー」本番に向けた,
新しい板の試運転といった気分である。
2時半には,ゲレンデの食堂で休憩である。
食券機をながめてみると,カレー方面は,すでに売り切れ。
残された少ないメニューから特製チャーシューメンを頼んでみる。
チャーシューはヘロヘロだが,それでも,
「夕べの店よりはウマイ」というのが,3人の一致した見解である。
食後のスキーは2時間ほど。
空に明るさが増すにつれ,斜面が固くなってくる。
ザリザリ,ガリガリ滑り続ける。
滑走1分,リフト5分(待ち時間込み)の繰り返し。
それでも,A子・C男とも,それなりに楽しんだようである。
A子は何度か,ともだちとやったことがあり,
C男は高校の授業がボードの最初だったらしい。
5時前にはホテルにもどり,着替えを終え,
6時前には「近江今津」を「普通」で出る。
大した運動量ではなかったはずだが,
寒さが効いたか,電車の中でC男が寝こけていく。
7時前には「京都」に到着。
これにて年末スキーミニ旅行のおしまいである。
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