アメリカの下院外交委員会で,3人の元「慰安婦」を承認としての公聴会がはじまった。
これを開催した小委員会の委員長は,
決議案への支持を表明し,
さらに,謝罪の方法として「強制収容補償法」を個人として提起しているという。
国家補償が日本の「謝罪」 米公聴会で元慰安婦初証言(中国新聞,2月16日)
「【ワシントン16日共同】米下院外交委員会の「アジア太平洋・地球環境小委員会」は十五日、太平洋戦争中の従軍慰安婦問題で日本政府に「明確な謝罪」を求めた超党派決議案をめぐり、三人の元慰安婦を証人に招いて公聴会を開いた。元慰安婦たちは「行動の伴った日本政府の謝罪」が不可欠として国家補償の必要性を主張、決議案の早期可決を求めた。
同様の決議案提出は五回目だが、公聴会開催は初。元慰安婦の証言も米議会史上初となった。
ファレオマバエンガ委員長(民主党)は公聴会後、決議案支持を表明、本会議採決を目指した今後の手続きを進める方針を示した。三月にも委員会レベルで可決される公算が大きく、安倍晋三首相が今春の初訪米を調整する中、歴史問題が日米関係に微妙な影響を与えそうだ。
委員長は共同通信に対し、「謝罪」の方法に関して、第二次大戦中に強制収容された日系米国人を対象にした「強制収容補償法」がモデルになるとの見解を示した。
公聴会で、ジャワ島入植者のオランダ人家庭で育ったオーストラリア人のジャン・オハーンさん(84)は、十九歳の時に旧日本軍の将校によって収容所から売春宿に送られたと証言。慰安婦問題を「忘れ去られたホロコースト」と表現、ユダヤ人大量虐殺に匹敵する犯罪行為と非難した。民間募金に依存した「アジア女性基金」に関しては「(公的資金ではなく)意味がない」と語った。
韓国人元慰安婦の金君子さん(81)は「多い日には四十人に強姦(ごうかん)された」と述べ、妊娠し中絶を強いられたとし「青春を返してほしい」と訴えた。
決議案は日系のホンダ議員(民主党)らが提出した。」
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