兵庫県議会で,大きな後退を見せた自民党の多数派工作が活発化しているらしい。
しかし,選挙中には「非自民」のポーズをとり,選挙後に「自民」に鞍替えする議員というのは,どういう心根をしているのだろう。
まあ,そういう人間だということでしかないのだろうが。
自民党、過半数へ微妙な情勢 兵庫県議会(神戸新聞,4月11日)
八日に投開票された兵庫県議選(定数九二)で、公認・推薦が三十八議席にとどまった自民は、過半数(四十七議席)獲得に向けた多数派工作を本格化させている。現時点で、政党の推薦も受けていない無所属当選者のうち四人が自民会派入りの意向を示し、二人が「検討中」、「打診があれば」が三人で、過半数に必要な九人獲得まで微妙な情勢。一方、自民と一,を画す当選者の中には新会派結成を模索する動きも出ている。
当選した無所属三十一人のうち、政党推薦を受けていない十六人に、六月からの新議会で所属する会派の意向を取材した。
自民会派入りの可能性があるとみられるのは十人。このうち、会派入りの意向を持っているのは、仲田一彦(34)、北野実(47)、宗行恭義(62)、日村豊彦(54)-の四氏。ただ、四人とも「後援会との相談が必要」などとし、まだ確定ではない。日村氏は同じ選挙区で当選した自民現職がおり、調整が必要となる。
打診を受けたが、「検討中」と態度を保留しているのは、高橋進吾(39)、高嶋利憲(54)の二氏。西野将俊(39)、小西隆紀(41)、原哲明(56)の三氏は「打診があれば検討したい」「現時点では決められない」などとする。和田有一朗氏(42)は当面、無所属か新たな会派での活動を検討している。
一方、議会改革を掲げて当選した丸尾牧(42)、稲村和美(34)、山田美智子(60)の三氏は新会派結成を模索。しかし「市民派として無所属のままもあり得る」という。
東野敏弘氏(52)は無所属の意向。室井秀子氏(51)は「決めていない」とする。篠木和良氏(60)は公明会派入りで調整している。
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