東アジアの経済重視だけでなく、同時にアメリカは、軍事的な重視もすすめている。
「不安定の弧」を管轄下に含む、アジア・太平洋担当の国防次官補の誕生である。
その実態に、またそれが日本に求める「貢献」の内容に注目していく必要がある。
米国防総省、アジア重視鮮明・初代担当次官補を任命(日経新聞、10月24日)
米ホワイトハウスは23日、ブッシュ大統領が新設したアジア・太平洋安全保障担当の国防次官補に、シン国防副次官代理を任命したと発表した。アジア担当次官補は組織再編を進める国防総省が昨年10月、新たに設けたポストで、日本を含む東アジアからアフガニスタンなど中央アジアまでを幅広く担当する。米軍のアジア重視の姿勢を鮮明にした人事だ。
国防総省のアジア重視はトップであるゲーツ国防長官が来月7日から9日の予定で日本を訪問し、その後韓国を訪れることにも表れている。ゲーツ長官は福田康夫首相、石破茂防衛相と会談する見通し。(ワシントン=丸谷浩史)
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