すでに6回目の首脳会議である。
協力事項は、平和・エネルギー・環境・水・交通・税・農業・教育などと幅広く、さらに一回り広い近隣諸国のオブザーバー参加もある。
経済・環境協力を強化 上海機構 首相会議が具体化(しんぶん赤旗、11月4日)
【北京=山田俊英】中ロと中央アジア四カ国で構成する上海協力機構(SCO)は二日、ウズベキスタンのタシケントで第六回首相会議を開き、地域協力の一環としてエネルギーや環境、物流などで協力を具体化していくことを決めました。
SCOは八月、キルギスの首都ビシケクで開いた首脳会議で長期善隣友好条約とビシケク宣言に調印し、安全保障や経済の分野で協力を強め、平和と繁栄を目指す地域機構としての実質を整えつつあります。今回の首相会議の議題は、首脳会議の合意の具体化です。
三日発表された共同コミュニケによると、会議は、今年六月のエネルギー担当相会議の成果を重視し、加盟国の密接な協力を強調。来年、エネルギー専門部会を開いて、履行状況を検討することも決めました。
環境問題では「SCO環境保護協力構想」の早急完成を重視し、水資源の利用で協力を強めることにしました。加盟国同士を結ぶ道路、鉄道網の整備計画を推進や、税関、農業、教育での協力促進も確認し、加盟国は「税関協力・相互援助協定」に署名しました。
会議にはオブザーバー国からイラン副大統領、モンゴル副首相、インドとパキスタンの外相が参加。アフガニスタンの副大統領も招待を受けて出席しました。
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