正規も非正規も、男性も女性も、若者もベテランも、すべての労働者の生活向上向けて力をあわせる必要がある。
そこでのリーダーシップこそ、真の戦闘性であろう。
非正規も賃上げぜひ 自治労連が交流集会(しんぶん赤旗、2月10日)
官製ワーキングプアとも呼ばれる自治体で働く非正規労働者の労働条件向上などをめざす全国交流集会が九日、大津市内で開かれました。十日まで。自治労連・自治体関連労組協議会の主催。
あいさつした大場みゆき議長は、賃金引き上げや雇い止め阻止など運動の前進にふれ、たたかえば要求を実現できる情勢を力にして、住民サービスを守り、自治体からワーキングプアをなくそうと呼びかけました。
各地の運動報告では、宮城県石巻市で九十九人のパート保育士を雇い止めし、派遣に切り替える計画を撤回させたと報告されました。「公的保育の質を低下させる」と訴えた宮城自治体一般の組合員は「声を上げること、労働組合の大切さが分かった。正規も非正規も区別なく働ける職場をつくりたい」とのべました。
横浜市立よこはま動物園労組の代表は、民間委託の指定管理者移行後の実態を報告し、「入園者の数が追求され、社会教育の役割が後退している」と告発。東京都中野区の臨時保育士雇い止めとたたかう東京公務公共一般労組の組合員は、雇い止めを「解雇権乱用法理を類推適用すべき程度まで違法性が強い」と公務職場の雇い止めを許さない力になる高裁判決を得たと報告。「判決を力にして保育職場に戻りたい」とのべました。
「パート法施行など力になる“四つの風”がある」とのべたのは、大阪自治労連の代表。「交渉には非正規労働者が大挙して参加し、生活実態を訴える。春闘で必ず前進したい」とのべました。
記念講演した金澤誠一佛教大学教授は、「“最低生活の岩盤”を築くために最低限度の生活保障実現めざす国民的運動が必要だ」とのべました。
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