2月7日は、8時30分起床の朝であった。
特殊栄養ドリンクをクピリとやって、
「対論ゲラなおしの人」となっていく。
11時30分には、外に出る。
保育所で書類を受け取り、
JR「加島」から「京橋」へ、
京阪「京橋」から「枚方市」へ、
「中書島」へ、「宇治」へ。
車中「総会発言準備の人」となっての移動である。
「中書島」でコンビニに入り、
そこに『We Love Hyogo』を忘れてしまう。
京阪「宇治」のホームでサンドイッチをパクパクパク。
小雪舞う宇治橋を渡って、
1時すぎにはJR「宇治」に移動。
週末新幹線のチケットをとり、
改札前で宇治市職労の役員さんと合流。
そのまま市の職員会館へ移動する。
市職労の第110回中央委員会である。
1時40分から3時10分まで、
「世論が政治を動かす時代」でしゃべっていく。
「すべての市民・労働者の生活を改善する」
キッパリとその取り組みの先頭に立つことで、
「公務員はいいよ」という
つくられた反感を打ち破ることが必要。
「自分たちだけの利益」を訴えるなら、
孤立は実に簡単なこと。
12月には宇治市長選もあるという。
いくつか情報も聞かせてもらう。
京阪「宇治」から「中書島」へ移動。
昼に入ったコンビニで、
無事『We Love Hyogo』を手にもどす。
若い店員さん2人が、
笑いながら返してくれた。
京阪「中書島」から「守口市」へ、「京橋」へ、
JR「京橋」から「三宮」へ、
車中「小書評作成の人」となっての移動である。
5時30分には、神戸市勤労会館に入り、
ハヤシライスで「対論ゲラなおしの人」となっていく。
6時には、3Fの会場へ移動。
今夜は「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」の第3回総会である。
受付では、できあがったばかりの
『We Love Hyogo』が光を放つ。
6時30分、M田代表幹事によるあいさつのあと、
新婦人のK口さん、民青同盟のR石さんを
議長団に選出し、
さっそく、労連のY本さんがまとめられた
この1年間の県下各地での様々な取り組みの様子を見る。
子ども、高齢者、労働者、女性、障害者、農業、
医療、平和、教育、学費、若者、業者、人権、福祉……。
実に多種多様な取り組みが、
各地で途切れることなく展開されているのが良くわかる。
映像を目で見ることの力である。
K部事務局長から、
前回総会からこれまでの取り組みの報告と総括、
次回総会までの取り組みの提案が
財務の問題もふくめて行われる。
こちらも、『We Love Hyogo』をなぜ出版したのか、
どういう内容か、どのように活用するかについて提案をする。
選挙は09年7月の見込みだが、
それまでに「県政の語れない会員をひとりも残さない」。
地道だが、それが当面の最高の戦略である。
学びの充実なしに、決して強い取り組みは実現しない。
年内に無数の学習運動を行っていく。
「ここにいる全員が講師になってほしい」。
本の全ページをめくり、
特に、憲法を政治の設計図とした
京都の蜷川虎三元知事の言葉を強調する。
「住民のしあわせのために、住民の暮らしを守る政治を
住民自身がやらなければならない」。
「地方公共団体は、地域住民の暮らしを守る組織として
地域住民のものである。決して政府や政党のものではない。
ここに地方自治のいわれがある」。
われわれもまた、この精神を担わんとする者のひとつである。
つづいて若い人たちが、「サラリーマン川柳」ならぬ
「青年川柳」を披露する。
「ネットカフェそこが私の住みかなり」
「30で親からもらうお小づかい」
「国保料立て替えといてお母さん」
「若者の命をつなぐネットカフェ」
とても、笑えるものではない。
「派遣社員3年いればお局に」(短期での「流動」が当たり前)
「今日休み明日仕事で又休み」(日雇い派遣)
「弟と並んで行く先派遣先」
「高額費ユウウツになる春と秋」
「定期代稼ぐためのアルバイト」(結局、学校に行けない)
「勉強に金が要るとはガクッ(学)ヒー(費)」
「9条を生かす国こそ『美しい』」
「絶対に戦に行くさと言わせない」
「核廃絶何度言っても国聞かず」
「現地行け国際貢献叫ぶやつ」
仲間たちと一晩考えての「作品」だとのことである。
そのあとには、各種報告にもとづく討論がある。
①県の新行革プランの無責任さと、
これを追求する取り組みの幅の拡がり
②医療崩壊を食い止める県政の必要、
老人医療費の助成率を50%に維持するとした
05年の井戸知事公約の違反、
年齢による差別医療が必至の後期高齢者制度の無責任
③県下学校での日の丸・君が代強制反対の取り組み、
子ども・女性の安心医療を破壊する新行革プラン、
命が大事にされる県政への転換の切実さ
④大阪府知事選にあらわれた
2大政党をのりこえようとする模索の流れ、
兵庫の医療を扱う2月12日のクローズアップ現代に注目、
『We Love Hyogo』の大学習運動、
要求運動での共同の拡大、
強い組織づくりを展開したい……。
M田代表幹事が討論のまとめに立ち、
「兵庫から日本の政治を変えていこう」と決意を語る。
閉会のあいさつは労連のT川議長。
「県政を支えるのは兵庫県民、
憲法県政を目ざす県民を過半数に」と訴える。
高い集中力と熱気にあふれた総会は
8時40分の終了となる。
「打ち上げ」には参加せず、
JR「三宮」から「尼崎」へ、「加島」へ、
労連のK島さんと、あれこれしゃべりながらの帰宅とする。
やや風邪気味であり、仕事もたまっている。
新参の喘息対策として、
もっと空気のいいところへの引っ越しを考える。
できるだけ金がかからず、
これまでの生活スタイルを大きくかえる必要がなく、
それでいて空気の良い場所となると、
「北へ」向かうしかないのだろうか。
すでに労働基準監督署と連絡をとっているA子は、
いまの職場をただちに辞めることにした。
C男は、1つ、大学受験にパスしたという。
物事はいつでも、立体的に展開される。
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