951票差という、あと一歩での京都市長選であった。
実に残念だが、しかし、京都のみなさんおつかれさま。
自民党政治継続のための「相乗り与党」の限界が、ここにも見える結果である。
そのことを実証してみせた、この取り組みの成果は大きな意義をもっている。
京都市長選 中村氏が大善戦・大健闘 オール与党・門川氏に951票差(しんぶん赤旗、2月18日)
京都市長選挙が十七日投開票され、幅広い市民でつくる「いま正義を・京都市政を刷新する会」の中村和雄氏(53)=無新、弁護士=は、十五万七千票余りを獲得し、大善戦・大健闘しましたが、九百五十一票というわずかの差で及びませんでした。当選したのは、現市政の「継承」を掲げ、自民・公明両党と民主・社民両党府連の「オール与党」が推薦した前市教育長の門川大作氏(57)=無新=でした。日本共産党は中村氏を推薦して全力でたたかいました。
大勢が判明した午後十一時前に中村氏は、京都市下京区の事務所であいさつ。「あと一歩及びませんでした。市政を刷新してほしいという多くの市民の思い、願いは十分伝わってきました。選挙戦を通じて寄せられた市民の苦しみ、痛み、何とかしてほしいという思いを受け止め、これからもがんばっていきたい」と語りました。
選挙戦は、中村氏が、同和行政の完全終結や、ムダと環境破壊の市内高速道路三路線の中止、高すぎる国民健康保険料の引き下げなどを訴え論戦をリードしました。
「オール与党」が推した門川氏は当選したとはいえ、四党の昨年の参院比例票の約四十五万票から大幅に減らし、有効投票の四割弱にとどまり、14%の有権者の支持しか得られませんでした。
投票率は前回よりも0・76ポイント低い37・82%でした。
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当 門川 大作 無新 一五八四七二
中村 和雄 無新 一五七五二一
村山 祥栄 無新 八四七五○
岡田登史彦 無新 二四七○二
=確定得票=
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