4月17日は、8時半起床の朝であった。
特殊栄養ドリンクをクピリと飲んで、
2台のノートの使い分けにオタオタ。
外は、今日も小雨もよう。
大阪ミナミの方向に、
雲が静かに、低く、休憩していた。
10時30分には、家を出る。
コンビニを経由して、JR「加島」から「西宮」へ、
車中「スケジュール確認の人」となって移動する。
ちょいと急用が入ってしまい、
11時30分からの「基礎ゼミ-メインはリサーチルームのオリエンテーション」を
少し、遅れて開始させることになる。
「XPでVISTAの文書を読むためには」
リサーチルームで、こちらも貴重な情報を得る。
1時すぎには、研究室へ。
モリモリと弁当を食べているところに、
例の「9条の会は……」の学生が来る。
夜の準備もすすめていく。
3時40分から教授会。
とはいえ、年度始めの院長あいさつを聞いただけで、
4時10分には会議を抜ける。
阪急「西宮北口」から「六甲」へ、
車中「研究生活の人」となって移動する。
今夜は基礎ゼミ(1年生)のフレッシュマン・キャンプなのである。
六甲セミナーハウスでの夜である。
学生たちを待つあいだに、
「おや、今夜はこのあたりでイベントですか?」と尋ねられる。
う~む、アホなことばかりはしていられない。
真栄平先生のゼミともあわせ、
総勢40名で山を登る。
交通手段はタクシーのみ。
ギュウギュウすし詰めの状態である。
6時には、全員セミナーハウスに到着し、
ただちに食事となっていく。
こちらは、石川ゼミの1年生たち。
そして、こちらは、真栄平ゼミの1年生たち。
肉や野菜をジュージュー焼いて、
にぎやかにガッツリ食べていく。
食後、片付けのあとは、1時間ほどのミーティング。
アンケートをとってみると、
1年生たちの3大不安は、
①単位のとり方、②勉強の仕方、③就職の見通しとなっていた。
ホワイトボードを利用し、あれやこれやを話していく。
1人ぐらしは6人ほど。
鳥取、福井といった地名もあがる。
全体は8時すぎには終わり、
石川ゼミの学生は、次々風呂に向かっていく。
そのあいだ、真栄平ゼミは、はげしく学ぶ。
「人にすすめたい一冊の本」を、
全員がそれぞれ紹介していく。
こちらにとっては、面白いリサーチともなる。
9時には、全員自由時間。
大広間で、いわば就学旅行のような気分で、
お菓子やジュースで、ワイワイガヤガヤ。
とてもいい交流の機会となっていく。
多くの卒業生が「あれは楽しかった」と語ってくれる企画である。
雨上がりのためだろう。
外の夜景が、ひときわ見事に見えていた。
森の向こうの神戸の街だが、
わがデジカメの限界がいささか残念。
11時になって、学生たちが「お茶を買いに出る」という。
近くの自動販売機だが、教員2人で「護衛」する。
遅くなって、山は雲に覆われており、
通りは白くモヤっていた。
9時から夜の1時すぎまで、
こちらは真栄平先生に教えていただく。
中世と近世の区分の根拠、
近世における天皇制継続の理由、
戦時中の昭和天皇による戦勝祈願の祭祀、
本学の御真影にまつわる歴史、
戦後の昭和天皇行幸と本学での食事(なぜ!)、
行幸についてのある卒業生の自伝的記録、
中国と台湾、台湾と八重山……
オーラルヒストリーの大切さ。
なかなかに、刺激的な夜となる。
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