9月25日に広島で講演をしますが、
主催者である広島労働者学習協議会から
仮でもいいから、講演タイトルとメッセージを
との連絡がありました。
以下は、それへのご返答です。
タイトルは、とりあえず、
「マルクスの究明と現代の課題~
メッセージは次のようです。
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広島のみなさん、こんにちは。
前回(2月12日)は雪の降る嵐のなか、
しかし、「マルクスと現代」というテーマについては、予定していた世界経済危機や地球温暖化問題についてほとんど何もふれられず、それらは次への積み残しの課題とされました。今回は、その時の「借金」をお返ししましょうということです。
その後、3月末に出版した『マルクスのかじり方』は、印刷部数が9000部になりました。プチ・マルクスブームはいまもつづいているといっていいのでしょう。
他方で、日本社会に起こったこの間の最大の出来事は、なんといっても東日本大震災とそれをきっかけとした原発事故です。被災者の生活の再建、原発依存のエネルギー政策からの転換は、まったなしの最優先課題となっています。
それにもかかわらず、なぜ救援と復興がこうまで遅れ、日本の政治は原発推進にこうまで強くしがみついているのか。その疑問に答えるためには、現代の日本社会が「資本主義」の社会であることを、あらためてしっかりとらえることが必要です。
そのことを多くのみなさんに考えていただきたくて、7月末には『人間の復興か、資本の論理か 3・11後の日本』を出版しました。
今回の講演では、この震災後の日本の政治・社会状況に焦点をあて、その現実の中にマルクスの思想がどのように生き、またどのような発展の課題を生んでいるかについて、みなさんといっしょに考えてみたいと思います。
では、広島ロードビルでお会いしましょう。
待ってマース。また飲みましょう。
睡眠導入剤は飲まないでね(と傷に塩を…!(^^)!!(^^)!!(^^)!
投稿情報: ふとめしんど | 2011/08/06 06:08