〔6月23日・東京都議選の結果について〕
都議選結果(1)-各党の獲得議席は自民59(選挙前39)、公明23(23)、共産17(8)、民主15(43)、みんな7(1)、ネット3(2)、維 新2(3)、無所属1(6)ですね。前回比でプラス幅が大きいのが自民・共産・みんな、マイナス幅が大きいのが民主・無所属となりました。(6月25日)
都議選結果(2)-直近の12年衆院選(比例・東京)とで政党間の力関係の変化をみると、得票率では、衆院選が自民→維新→民主→みんな→公明→共産→未 来→社民→改革の順で、都議選は自民→民主→公明→共産→維新→みんな→無所属→ネットの順となりました(得票率1%以上のみ)。(6月25日)
都議選結果(3)-得票率の変化がプラスに大きいのが自民(24.9→36.0)、公明(10.1→14.1)、共産(7.4→13.6)、マイナスに大 きいのが維新(19.9→8.3)、みんな(11.7→6.9)、社民(2.1→0.3)、変化が小さいのが民主(15.4→15.2)です。(6月25日)
都議選結果(4)-この変化を得票数でみると、自民都議選166万(衆院選166万)、民主69万(101万)、公明64万(66万)、共産62万(48 万)、維新37万(130万)、みんな31万(76万)。増は共産だけ、自民・公明は横ばい、維新・民主・みんなは大幅減ということですね。(6月25日)
都議選結果(5)-思い起こせば12年衆院選の全国的な特徴は、①前回比で民主2021万、自民219万、公明94万、合計2334万の得票減、②それが 大きく維新1204万、棄権1035万、合計2239万票にまわり、③共産125万減、社民159万減は選択されずということでした。(6月25日)
都議選結果(6)-対比すれば都議選は、①依然棄権が多い(積極的な支持政党が見いだせない)、②自民・公明は支持増えず、③民主の支持者はさらに減少、 ④「第3極」(維新・みんな)への期待は大幅後退、⑤政権批判票の受け皿として共産が有権者の視野に復帰。ここらが主な特徴となりそうですねえ。(6月25日)
〔6月16日・尼崎市議選の結果について〕
尼崎市議選結果(1) 尼崎は人口40万人の中核都市です。42議席を争い、公明9、共産7、自民6、維新4、民主2、社民2、緑の未来2、みんな1、無 所属9という結果になりました。注目したいのは、12年末の衆院比例と比較しての各党の得票率の変化です。短期間に本当に大きく変わっています。(6月18日)
尼崎市議選結果(2) 衆院比例の得票率は維新→自民→公明→民主→共産→みんな→社民の順。それが今回は公明→共産→自民→維新→緑の未来→民主→みん な→社民。マイナスが大きいのは維新(29.6%→10.0)、自民(20→11.1)、民主(10.2→3.8)、みんな(6.4→3.1)。(6月18日)
尼崎市議選結果(3) 自民・公明・維新3党の得票率合計も、69.0%から49.5%に大きく減少しました。維新の得票数は6.3万から1.5万と 1/4以下に、自民も4.3万から1.7万に急減です。政党間の力関係の流動性が、とてもよく表れています。じつに面白い局面ですねえ。(6月18日)
尼崎市議選結果(4) 無所属の議席は前回20から今回9に半減。得票数・得票率も7.2万(41.4%)から3.7万(24.0%)に。一方、衆院選か ら今回市議選への自民・維新の減票は合計7.4万。少なくともこの半年間に自民・維新から「かくれ」自民・維新への大量の票移動はないわけです。(6月20日)
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