安倍内閣総理大臣年頭記者会見(1月4日)の質疑から。
首相は,7月の参議院選挙で,改憲を争点とするつもりがあるとこたえている。
さて,そうなると,海外派兵を自衛隊の本来任務に加えた
年末の「防衛省」法に誰一人反対票を投じなかった民主党は,
自民党との「瓜二つ」を,ますます誰にもわかるように示すほかなくなっていく。
自民党政治の対抗者なのか同伴者なのか,
こちらは,国民に対してそこをごまかす「存在自体のあいまい戦略」が,
破綻に向かってすすむことになる。
【質問】 先ほど総理は憲法の絡みを触れられましたが、この憲法改正の手続を定めた、国民投票法なんですけれども、この通常国会でどのように臨まれるのか。併せて、この夏の参議院選挙で自民党として憲法改正を争点として掲げられるおつもりはあるのか、併せてお伺いいたします。
【安倍総理】 今年は、憲法が施行されてから60年であります。新しい時代にふさわしい憲法をつくっていくという意思を、今こそ明確にしていかなければならないと思います。自由民主党の草案は既にできているわけでありまして、与党・各党との協議を進めていってもらいたいと考えております。
まずは手続法案であります。日本国憲法の改正手続に関する法律案について、与党内、また与野党で議論を深め、今年の通常国会に提出できることを期待したい。与野党でそのために議論が深まっていくことを期待したいと思います。
また、先ほど申し上げましたように、今年は憲法が施行されて60年であります。憲法を、是非私の内閣として改正を目指していきたいということは、当然参議院の選挙においても訴えてまいりたいと考えております。
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