2月1日は,文書づくりの人であった。
朝から,とある申請文書のたたき台をつくっていく。
グッと集中して3時間ほど。
前回会議でかきあつめた材料たちを整理して,
ともかく「完結明瞭」を旨にまとめていく。
つくるべきは論文ではなく,
「一読して他人を納得させる文書」である。
2時半には外に出る。
交通の連絡がうまくいかず,
大学へ行くのに手間取ってしまう。
資料をコピーし,3時からの会議になだれ込む。
文章への共感は必要ない。
異論,補強,見地の転換……。
ともかく新たに付け加えるべき何事を引っ張りだすのが仕事である。
その議論さえ豊かであれば,
文章をまとめることはむずかしくない。
予定の2時間より早めに会議を終わらせ,
こちらもサクサクと山を降りていく。
6時前の帰宅であった。
ただちに土鍋をひっぱり出して,夕食は鍋とする。
これで残り野菜は片づいた。
明日はこれで雑炊となる。
夜は読みかけの本を片づける。
まっとうに「読書」をしたのは,ずいぶん久しぶりの気持ちがする。
赤坂憲雄編『追悼記録・網野義彦』(洋泉社,2006年)。
御手洗冨士夫・丹羽宇一郎『会社は誰のために』(文藝春秋,2006年)。
こちらにとっては,「お役立ち」の方向がまるで異なる2冊であった。
明日中に,もうひとつの講演録は完成の予定。
ようやく,その次が採点となる。
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