経済同友会の北城代表幹事は,退任前の記者会見で「経済が回復した」と自画自賛。
はたらく者の生活ぶりには,まるで関心がないようである。
次の代表幹事はリコーの桜井氏のようだが,外国法人持ち株比率が急速にあがっている企業である。
やはり多国籍企業・金融機関の自由化推進の立場をとる可能性が高いということか。
http://www.ricoh.co.jp/IR/holder.html
「構造改革を一貫支持」、北城同友会代表幹事が最後の会見(日経新聞,4月17日)
経済同友会の北城恪太郎代表幹事(日本IBM会長)は17日、退任前の最後の定例会見で「構造改革を支持する意見表明を続け、民間企業や政府の努力で経済が回復したことは良かった」と4年間の任期を振り返った。
最も印象的な出来事として、政府が郵政民営化を議論していた際に「(4分社化に伴う)コンピューターシステムの構築は暫定対応なら十分間に合う」と発言し、民営化先送り論を封じ込めたことをあげた。心残りな点として「イノベーション(技術革新)の担い手であるベンチャー企業を育成するエンジェル税制の見直しが十分に進まなかった」と指摘した。
北城氏は2003年4月、代表幹事に就任。「官から民へ」を掲げる小泉純一郎前首相の構造改革路線を積極的に支持してきた。退任後はライフワークである教育問題やベンチャー育成に取り組みたいとしている。
経済同友会は24日の総会で、リコーの桜井正光会長を新しい代表幹事に選ぶ予定。
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