ソウルで5月20・21日と行われている第8回日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議の様子である。
安倍首相の「本心は変わっていない」。まったくもってそのとおり。
こういう人間にいつまでも首相をしてもらうこと自体が恥ずかしい。
会議にアメリカ、ドイツ,オーストラリアが参加している。これは、いままでにもあったことなのだろうか?
「慰安婦」問題の解決へ国際連帯 ソウルで会議 吉川議員あいさつ(しんぶん赤旗、5月21日)
【ソウル=面川誠】韓国のソウルで二十日、「慰安婦」問題の早期解決とそのための国際連帯を目的とした第八回日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議が二日間の日程で始まりました。会議には日本、韓国、北朝鮮、台湾、フィリピン、インドネシア、オランダから非政府組織(NGO)代表や個人が参加し、米国、ドイツ、オーストラリアとアムネスティ・インターナショナルからオブザーバーが出席。「慰安婦」問題を解決するための各国での活動を報告し、運動の連帯を呼び掛けました。
日本からは日本共産党の吉川春子参院議員、新日本婦人の会の高田公子会長らが参加しています。
開会式では主催団体、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)の韓国琰・共同代表が歓迎のあいさつ。続いて北朝鮮、フィリピンの団体代表と吉川議員があいさつしました。
吉川議員は、これまで河野官房長官談話や教科書への記載など一定の前進があったものの、「これを快しとしない勢力、あの戦争は正しかったとする人々が、教科書への攻撃、『慰安婦』問題への攻撃をかけ、その人々が日本の権力の中枢を握りました。その中心人物が総理大臣になった安倍氏です」と指摘しました。
また、「『慰安婦』問題は日本ではまだまだ知られていません。憲法を守る運動とも連携して大きな運動にしていきましょう」と呼び掛け、日本共産党と民主党、社民党が共同で提案している「慰安婦」への謝罪・補償のための「戦時性奴隷問題解決促進法案」成立のために全力を尽くすと強調しました。
“ひもで結ばれて拉致” アジア連帯会議 元「慰安婦」が証言(しんぶん赤旗、5月21日)
【ソウル=面川誠】韓国のソウルで二十日に始まった第八回日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議では、元「慰安婦」が証言に立ちました。
フィリピン人のピラール・フィリアスさん(80)は「日本の憲兵、警察がとても怖くて、行かざるを得なかった。腰をひもで結ばれて拉致され、抵抗するとなぐられた。鼻を刺されて、その傷跡が残っている。顔にたばこの火も押し付けられた」と発言。「狭義の強制性はなかった」とする安倍晋三首相の強弁に反論しました。
日本共産党の吉川春子参院議員は集会後、全国ネットテレビ局の三社など韓国メディアによる共同インタビューを受けました。吉川議員は、「安倍首相は訪米して『慰安婦』関連の発言について釈明したが、米国に謝るのはこっけいで意味がない。本心は変わっていない」と批判。「本当に謝るつもりなら、河野談話を正式に閣議決定して『慰安婦』への謝罪と補償を行い、野党が共同提案している『戦時性奴隷問題解決促進法案』を成立させる決断をすべきだ」と述べました。
新日本婦人の会の高田公子会長は文書報告で、「慰安婦」問題解決のための新婦人の活動を紹介。日本政府が「慰安婦」への国家補償を行い、教科書への記述を復活して歴史を正しく教えるべきだと強調しました。
バウネットジャパンの西野瑠美子共同代表は「安倍首相が『慰安婦』問題で明確に加害責任を口にしないのは、憲法九条を改悪して日本を新たな『戦争する国』にするために、戦争を肯定する国民意識をつくろうという思惑からだ」と発言しました。
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