訪中に先立ち、民主党小沢代表は、A級戦犯の分祀と、戦争を「間違いだった」とする発言の用意を述べた。
民主党には、5月3日の靖国派改憲案にも名をつらねた、かなりの靖国派議員がいるわけだが、代表による中国での歴史認識の発言は、大きな注目点。
「侵略」と認めることができるかどうか、そこが重要なポイントとなる。
6日に訪中する民主党の小沢一郎代表は4日の記者会見で、日本の首相の靖国神社参拝について「参拝自体が悪いと言ったことは一度もない。A級戦犯の合祀(ごうし)は筋道が違うので、公の立場になったら合祀はやめると言ってきた」と分祀(ぶんし)論を展開した。歴史認識問題では「我々の先輩が迷惑をかけた、間違いだったとすきっと言えばよい」との考えを示した。
訪中には50人近い党所属国会議員が同行する。与党は「国会軽視」と批判しているが、小沢氏は「目的を持った日程だから、何もはばかることはない」と反論した。
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