8時ちょうど、自主的強制起床の朝であった。
まずはメールをながめていく。
つづいて特殊栄養ドリンクをわかちあい、
新参とのしばしの別れを惜しんでいく。
相方と新参は、また実家にもどっていくのである。
9時20分には外に出る。
JR「加島」から「西宮」へ、
車中「『慰安婦』問題の人」となって移動する。
10時からの入学式に、
いつもどおりのすべりこみ。
賛美歌を歌い、お祈りに加わり、
他方、演壇からの礼にまるで無関心な
新入生たちに苦笑する。
う~む、あいさつの仕方から
教えていかねばならないか。
11時前には、式も終了。
とても天気がよかったので、
人の流れをはずれ、少し中庭を歩いてみる。
なんとも、のどかな空気が流れていた。
事務室でたくさんの荷物を受け取って、
ひさしぶりの研究室へ。
途中、山なす荷物を地面において、
きれいな桜もパチリと1枚。
とりあえずはと、ゴチャゴチャの研究室を、
ほんのわずかでも片づけてみる。
なにせ、月曜日には、
ここで新入生たちとサンドイッチを食べねばならない。
最低限、そのためのスペースを
つくることが必要である。
韓国からの宅急便に、
『「慰安婦」と出会った女子大生たち』の
韓国語版20冊を発見。
おお、おお、ついに我が手に届いてきたか。
ハルモニの絵のカラー印刷がいまひとつだが、
表紙には、立派に学生たちの名前がならんでいる。
よかった、よかった。
日韓市民の交流に、
いくらかでも貢献をしてくれるといいのだが。
12時ちょうどには、山を降りる。
JR「西宮」から「尼崎」へ、「加島」へ、
車中「『慰安婦』問題の人」となって移動する。
冷蔵庫に見つけた蒸し豚を切り、
キムチを切って、
ゴハンをワシワシ食べていく。
講演関連のメールをいくつかガッシン。
ドアの前に届いた生協の食材を
ただちに冷蔵庫に放り込み、
2時20分には再び外へ。
JR「加島」から「尼崎」へ、「新大阪」へ、
「東京」へ、「お茶の水」へ。
車中「『慰安婦』問題の人」から「講演予習の人」、
さらに「本原稿書きの人」となって移動する。
6時には、全労連会館に到着となる。
労働者教育協会のメンバーと雑談をしていると、
全労連事務局長の寺間さんにデジカメを奪われ、
1枚パチリとやられてしまう。
6時30分から、女性の春闘懇談会のはじまりである。
6時40分から、8時20分まで、
予定10分オーバーでしゃべっていく。
タイトルは「企業社会分析におけるジェンダー視角の重要性」。
何ともたいそうなタイトルだが、中身は、
①「資本主義とジェンダー」をめぐる基礎理論の問題、
②戦後日本資本主義の具体的な分析、
③政財界流「ワーク・ライフ・バランス」論のねらい
という3題話。
終了後、通信労連、全厚生ほか、
自己利益のためだけでなく、
社会全体のために闘う女性たちの取り組みを聞く。
全体は66人の参加であった。
8時40分の終了となる。
主催者を中心とした10人ほどのみなさんと、
ただちに、近くの居酒屋へ。
周囲を「つわもの女性」に取り巻かれる。
雇用主や財界とのかかわりだけでなく、
組合内部の男性たちとの関係についても
苦労の話がとびだしてくる。
他方、「若い世代は男女とも低賃金の非正規が多い、
そういう2人には不均等な性別役割分業が生まれようがない」
「あまりの低賃金が長時間労働をうむ、
低賃金を放置したままでのワーク・ライフ・バランスなどありえない」。
それぞれに実感のこもった話であり、
なるほどなあと聞いていく。
10時30分のおひらきである。
元気なみなさんと記念撮影。
右の看板の文字が切れてしまったが、
「大阪一は日本一 生涯守るはこの味」
とあった(タブン)。
気迫の大阪人の経営であろう。
近くの宿に入り込み、
さっそくネットをつなげていく。
今日の講演で本が売れました、
兵庫県政の資料です、韓国訪問の内容ですがと、
あれこれメールが入ってくる。
とはいえ、いまはビール腹&ビール頭。
メールの返事は明日にしよう。
多方面充実となる、実に気持ちのいい1日であった。
コメント