特殊栄養ドリンクをクピリとやって、
「メールカシャカシャの人」となっていく。
ドタバタ動いて、9時半までには、外に出る。
もどってくる新参等の駐車場を確保して、
JR「加島」から「西宮」へ、大学へ、
車中「MARXの人」となって移動する。
10時からの大学教授会研修会にすべりこみ。
まずは「新大学評価システムについて」
FDセンターディレクターM口先生のご報告をうかがう。
内容は、大学基準協会が提示した新しい基準の紹介だが、
ともかく「あれしよう、これしよう」という
イケイケドンドン型のものである。
限られた人材と限られた労働時間の中で、
いかにして教育の営みそれ自体を豊かにしていくか。
その種の問いどこにも見えない。
教員が書類書きと会議に忙殺されて、
それで教育が充実するはずはないのである。
お隣のU田先生が、「これは右肩上がりの時代の
工場管理だね」と的確に。
文科省や関連部署のみなさんには、
ぜひ一度、「あれを削ろう、これはやめよう」
「そして、学生たちとたっぷりかかわろう」
そういうご提案をお願いしたい。
それは、おそらくみなさん自身の
過重労働の軽減にもつながっていく。
そして、それこそが本当に教師を育てる道にもなる。
M口先生が、これの具体化を、
コンパクトに進める意志を示されたのは(控えめに)、
実に賢明なことだと納得、感謝。
11時前からは学長のI先生が
「神戸女学院大学のミッションステイトメント」のテーマで話される。
本学創立の歴史にかえり、
さらに、本学の創立を導いた「教え」の歴史にかえり、
本学の教育理念と方針が骨太く語られていく。
こちらは「なるほど、そうだったのか」の話がふんだんで、
中でも、「幅広い教養」は大切だが、
それ以上に「対話の力」を身につけることを重視すべきという
リベラルアーツについての問題提起は、
たいへん切なものと思われた。
学院財政や、人員数といった生々しい現実的条件を
とりあえず脇においての話だが、
しかし、これはこれとして重要な問題である。
お隣では、U田先生も、急にメモを走らせていた。
「ふ~む、こうして日々、ブログネタはつくられる」
と、納得、納得。
さて、午後は、まずは分科会から。
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