6月19日、3時には「しょうけい館」に移動する。
「戦傷病者」の戦後を記録する史料館である。
学芸員の木龍さんにお話していただく。
学生たちに持たせてくれたのは当時の義足。
こすれるももの付け根が大変だった。
徴兵検査から、入営・入団、受傷、戦後の労苦と、
個人の時間の経過にそくした展示となっている。
学生たちも疲れているが、
熱心に話しをうかがっていく。
野戦病院のジオラマには無言。
手や足を失っても、戦場にもどる訓練がされていった。
人間が戦争の「道具」とされた時代。
戦争が終わってからも、
戦傷病者の苦労は死ぬまでつづく。
映像のコーナーに移動。
戦場で両目を失った「父(高松秀二さん)の戦後」を
娘さん(宮下茂子)さんが語っていく。
少年時代に沖縄で、片目をうしなった玉城孝助さん。
ご自分のカラダを、繰り返し「かたわ」と表現される。
両腕と左目を失った伊東朝雄さん。
「子どもとキャッチボールも、コマまわしもできなかった」
「学校の授業参観にもいけなかった」。
午後5時には、東京学習ツアーの全体をとじていく。
お話してくださった、東海林さん、木龍さん、ありがとうございました。
林先生と学生さんとは、「しょうけい館」でもお会いする。
わがゼミは、地下鉄「九段下」の入り口前で「解散」である。
みんな、気をつけて帰ってね。
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