9月8日(月)は、5時半起床の朝であった。
野菜ジュースで本日の人生を立ち上げて、
新参ズのあたまをツルリとなであげ、
6時すぎには、外に出る。
7時前には、大阪空港(伊丹)の到着。
多少の遅れはあっても全員集合。
8時すぎには、空に飛ぶ。
今日から3年ゼミ(+4年ゼミ1名)の
福島視察旅行である。
機内「スケジュール最終確認の人」となって移動する。
9時すぎには、福島空港に到着。
ただちに貸し切りバスに乗り込んでいく。
ここから4日間、福島交通のKさんにお世話になる。
11時には、川内村に入る。
こちらは、住民の帰還がある程度進んでいる。
まずは「コドモエナジー」の工場見学から。
復興を応援したいという経営者と
産業と雇用を誘致したいという村の「合作」である。
製品は蓄光磁器となっている。
地元のみなさん8名がはたらいており、
今後次第に増やす予定。
いまも事務員さんを募集中。
ただし、若い女性が村内には、
まだまだ少ないので、応募がないとも。
会議室でお弁当をいただき、
12時すぎから、福島大学の丹波先生のお話を。
「原子力災害の被災の実態と課題」がテーマ。
「福島に世の光を」でなく、
「福島を世の光に」としめくくられる。
学生からは中間貯蔵施設の件、
借上住宅に暮らす被災者への支援
などについての質問が出る。
1時半には、近くのコンビニへ。
こちらも自治体の助成を受けている。
授業で来ているという
福島大学の学生さんとも立ち話。
つづいて福島大学職員のN川さん、
T井さんのご案内で
大津辺の除染廃棄物の仮置場を見学。
除染には、国と村(地元自治体)の分担があるが、
こちらは村の廃棄物の仮置場。
こうした大きな仮置場が何カ所も。
こちらは、もともとは牧草地であったらしい。
土地を貸す側も、借りる側も大変である。
3時からは、村の商工会のA元さんのご案内で、
「村の見どころ」の見学に。
最初に向かった「平伏沼」には、
バスが入れず(アンテナが木に引っかかる)、
場所を「不動滝」に変更する。
なるほど、立派な滝である。
にぎやかに記念写真をとっていく。
神仏混合がそのままのこる、上川内の諏訪神社にも。
仮設住宅にみなさんには、すでに補償が打ち切られている。
「帰ったはいいが、生活が大変」というのも大問題。
樹齢300年のブナも見せていただく。
自然や歴史の豊かな村なのだが、
ここに放射性物質がふりそそいだ。
その傷は、深く、深刻である。
5時すぎには、小松屋旅館に入っていく。
学生たちは、近くの温泉へ。
こちらはパソコンの電源アダプターを
リュックに入れ忘れていることに茫然自失。
あらためて、節電人生を誓っていく。
7時20分から夕食となる。
パクパク食べて、各自休憩。
9時半すぎには、仮置場でお世話になった
福島大学のN川さんがやってくる。
「もう少しお話しておいた方が
いいと思ったことがあったので」。
11時半近くまで、2人で
あれこれしゃべって、
Facebookの友だちにも。
ビールプシュリで、12時すぎの就寝とする。
明日は、朝から浪江町への移動となる。
コメント