9月10日(水)は、6時半起床の朝であった。
ノロノロ動いて、7時半には朝食となる。
ドライバーさんも、いっしょである。
8時半には、すばやくを宿を後にする。
こちらも、とてもゴハンがおいしかった。
9時前には、「道の駅・南相馬」で、
H町高校のO貫先生と合流する。
今日1日のコースは、
O貫先生にセットしていただいた。
途中、やはりあちこちで、
除染作業が行われている。
9時20分には「希望の牧場」に、到着。
お話してくださったY沢さんは、
国からの殺処分の命令に抗して、
「商品にはならない」牛を育て(生かし)、
原発反対の取り組みを進めている。
すぐ脇を、東京につながる送電線が。
火力発電所もたくさんある、
福島は依然、東京への電力供給源。
たくさんのパネルも、見せていただいた。
O貫さんが勤められていた、小高工業高校や
お隣の小高中学校もながめていく。
限られた時間しか人の入れない小高地区だが、
道路脇には、ずっと花が植えられている。
地元の人とボランティアさんの
共同作業であったらしい。
JR「小高」の駅前には、
震災当日からの自転車が。
11時前には、南相馬市小高区役所で休憩とする。
お弁当を食べ、12時前には、区役所を出る。
O貫さんの話をうかがいながら、
1時前には、相馬市のNPO法人「野馬土」に到着。
農民連の事務所も入った施設である。
まずは、県の水産事務所のH川さん、
4人の漁師のみなさんから、
試験操業にようやくたどりついた
長い道のりを聞かせていただく。
震災当日、津波から船を守ろうと
沖へ出ていったお話も印象的。
2時すぎからは、O貫さんから
学校、子どもたち、先生方の様子をうかがっていく。
学校そのものが、
各地に避難せねばならないというのは
本当に異常な事態である。
短い休憩時間で、次々と。
3時からは、農民連・「野馬土」のM浦さんのお話。
震災直後からの農水省との交渉、
東電担当職員への「教育」、
「危険」だから来ないという官僚たちに
事実を知らせにいく活動。
大変だが、楽しく、元気にという
勢いのあるお話だった。
浪江で被災し、山形に再建されたお店がつくる
「おやじの小言」を買っていく。
4時には、「野馬土」を出る。
こちらでも、たくさんの方に、お世話になりました。
本当にありがとうございました。
学生諸君のアタマは
すでに飽和状態。
それでも、にぎやかにしゃべりながら福島市へ。
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