本間氏が政府税調会長を辞任するそうだ。
情けないのは,この人が奥田・牛尾・吉川氏とならび,小泉「構造改革」を推進した経済財政諮問会議の中心人物(民間4議員)だったこと。
こんな人間に日本は破壊され,ワーキングプアの創出と拡大がすすめられたのである。
歳出削減が先か,消費税増税が先かをめぐる「官邸」と「自民党」の争いがあるのは事実だが,それにしてもこんな結末では「自民党」側も力が出まい。
さて,後釜は誰になるのか。
本間税調会長が辞任 就任から1カ月半 官舎問題で引責(12月21日,中日新聞)
「政府税制調査会(首相の諮問機関)の本間正明会長(62)は21日朝、東京・原宿の公務員宿舎に不適切な形で入居していた責任を取り、辞任する意向を安倍晋三首相に電話で伝えた。首相も了承した。塩崎恭久官房長官が同日の記者会見で発表した。本間氏は11月に就任したばかりで、わずか1カ月半で異例の辞任となった。
塩崎長官は記者会見で、本間氏が同日朝、首相に電話で「一身上の都合で辞任させていただきたい」と伝えたことを明らかにし「安倍首相は、高い学識に基づいて税制改革をリードしてほしいと期待していたが、辞任の強い申し入れがあったので受け入れた」と説明。
その上で「本間氏の辞任は、一身上の都合であり、首相の任命責任はない」と強調した。
本間氏は、政府税調の委員も辞任する。
本間氏は大阪大大学院教授で、大阪在住。政府の経済財政諮問会議の民間議員などを歴任した後、11月7日に首相の強い意向で政府税調会長に就任した。
本間氏は諮問会議の民間議員を務めていた際、業務多忙を理由に2003年1月に官舎に入居。今年10月に民間議員を退任した後も、税調会長に就任が決まったため、継続して官舎を利用していた。
ところが今月に入り、家族以外の女性との同居が週刊誌で報道され、与野党から批判が続出。かつて諮問会議の民間議員として、財政再建に向けた官舎売却を提言していたのにもかかわらず、自身は官舎に住み続けた不明朗さも加わり、今週に入って閣僚など政府内からも批判が出始めていた。」
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