安倍氏の「狭義の強制性」発言で,訪米前の採択がささやかれた米下院の「慰安婦」決議だが,やはり訪米後になるらしい。
共同提案者はすでに49名に増加しているとのこと。
安倍氏の対応として予想されるのは「河野談話」を継承するという「公式」発言の繰り返しだが,説明責任が問われるのは,「狭義の強制性」発言がその公式見解に矛盾している事実である。
採決は首相訪米後の5月に 慰安婦決議案でホンダ議員(東京新聞,3月23日)
【ワシントン22日共同】第2次世界大戦時の従軍慰安婦をめぐり、謝罪要求決議案を提出した日系のマイケル・ホンダ下院議員(民主党)は22日、決議案採決の時期に関し、4月26日ごろに予定される安倍晋三首相訪米の後で、5月になるとの見通しを示した。下院内で一部の記者団に語った。
ホンダ氏は採決について「首相が来る後まで待ちたい。それは尊敬の念からだ」と説明するとともに、首相が自らの考え方について「主張する機会を提供したい」とも述べた。
一方で、旧日本軍による強制性を裏付ける具体的証拠はないとした安倍首相の発言などを念頭に、日本側の対応については、「できるだけ体面を保とうとしている」と批判。
この日下院内では、決議案を支援するグループの女性らが「レイプは『慰安』ではない」と書かれたTシャツを身に着け、議員事務所を回って決議案への支持を訴えた。
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