要するに、アメリカの対中・対東アジア政策の一環である。
初の日米豪首脳会談、北朝鮮・中国への対応で連携を確認(読売新聞、9月8日)
【シドニー=望月公一】安倍首相、ブッシュ米大統領、ハワード豪首相による初の日米豪首脳会談が8日午前、シドニー市内のホテルで約1時間行われた。
アジア・太平洋地域における安全保障面での3か国の連携を確認するのが狙い。
会談では、地球温暖化などの気候変動問題に関し、日米豪がAPEC首脳会議の議論をリードして成果を上げていく方針を確認。北朝鮮の核問題について、北朝鮮が6か国協議の合意を履行し、非核化を実現することが重要との認識で一致した。ただ、拉致問題については協議されなかった。
一方、軍事、経済両面で膨張する中国に対しては、「(3か国が)建設的に関与していくことが重要」との考えで合意した。
また、大統領とハワード首相がテロ対策特別措置法に基づく海上自衛隊の給油活動を評価したのに対し、安倍首相は活動継続に最大限努力することを表明した。
日米豪3か国の間では、昨年3月に外相・国務長官による戦略対話の枠組みを新設するなど、北朝鮮問題や中国への対応、海難救助、テロ対策といった安全保障面での連携を強化している。
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