ブラジル労働党が、党大会で社会主義の議論に熱を入れたという。
中南米におけるこの社会主義の影響の強さは、やはりキューバの影響だろうか?
ブラジル最大の貿易相手が中国であることの後押しもあるかも知れないが。
社会主義論を議論 ブラジル 労働党大会が閉幕(しんぶん赤旗、9月4日)
【サンパウロ=菅原啓】八月三十一日から当地で開かれていたブラジルの与党、労働党の第三回大会は二日、諸文書を採択し、閉幕しました。
大会には、九百人余の代議員に加え、四十を超える国から約六十の政党代表らが来賓として出席しました。日本共産党からは緒方靖夫副委員長を団長とする代表団(団員=神田米造国際局次長、菅原啓同局員)が参加しました。日本からの参加は、日本共産党だけです。
会場には「ブラジルとともに二十七年。より強固な労働党を」、「新しいブラジルの建設を」というスローガンが掲げられ、「社会主義」、「われわれの望むブラジル」「労働党の活動」を主要なテーマに討論がおこなわれました。
今回は、労働党が与党になって初めての大会となりました。この新しい状況をふまえて、十七年前に確認された労働党の社会主義論を発展させる方向での討論がとりわけ熱心におこなわれたのが特徴です。代議員たちは、「今日の資本主義の発展をどう分析し、どういう変革を対置するのか」「ソ連のいわゆる『社会主義』をどうとらえるのか」「ブラジルの社会主義に向けた展望と闘争形態をどう示すのか」など、活発な議論を繰り広げました。
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