協定締結当時は、日銀側から東アジア共通通貨への意思表示といった発言もあったようだが、今回は音無の構え?
日中、通貨スワップ協定延長で合意=中国人民銀行(朝日新聞、9月21日)
[北京 21日 ロイター] 中国人民銀行(中銀)が、ウェブサイト上で明らかにしたところによると、日本と中国は、通貨スワップ協定延長で合意した。
両国間の通貨スワップ協定は当初、1997―98年にかけて起きたアジア金融危機の再発を防ぐため2001年に締結されたチェンマイ・イニシアティブに基づき合意された。
人民銀行の周小川総裁が来日し、20日に協定延長で合意した。
チェンマイ・イニシアティブ締結以降、通貨スワップはまだ一度も行われていないが、人民銀行は、2002年に締結された当初の日中間通貨スワップ協定(双方間の融資限度額は60億ドル)について「東アジア地域の金融協力の強化や金融市場の安定化、経済発展の促進などで重要な役割を果たしてきた」と評価した。
周総裁と日銀の福井俊彦総裁は、両国の最近の経済金融動向や世界的な金融問題などについても意見交換を行ったという。
コメント