アメリカ外交への無条件での追随、くわえてアメリカの「外交」さえ理解できない軍事依存一辺倒。
ようやく、そこから抜けだすためのかすかな模索がはじまったということなのだろうか。
とりあえずは、内容以前に、まず思考停止からの脱却である。
形式だけにとどまらないことを期待したい。
福田首相、日本の存在感の薄れ懸念 外交政策勉強会(朝日新聞、12月10日)
福田首相が外交課題について有識者から意見を聴く「外交政策勉強会」(座長=五百旗頭真・防衛大学校長)の初会合が9日夜、東京都内のホテルで開かれた。首脳外交の戦略を練る場として立ち上げた勉強会で、月1回のペースで開く予定だ。
五百旗頭氏によると、首相は冒頭、日本の国民総生産(GNP)の世界に占める割合の低下をはじめ、外交や経済で日本の存在感が薄れていることに懸念を示し、「日本の国際社会の中でのシェアが小さくなっている。我々はどう努力していったらいいか意見を聞きたい」と述べた。
出席者からは「日本の国際的プレゼンスが非常に低下し、中国や韓国、インドなどが活躍している」などとして、積極的な外交の展開を求める声が相次ぎ、中国との関係を重視すべきだとの意見も大勢を占めた。中国側も経済成長一辺倒ではなく、環境やエネルギー分野で対日関係を重視する動きが出ているとして協力強化をめざすべきだとする指摘もあった。
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