昨年から、石油のルーブル決済は開始されているはずだから、これはすべてをそうしていくということか。
石油のドル表示、ドル決済の崩れは、OPECでも議論が開始されているが、もし、そうなればアメリカの「ドル特権」には重大な赤信号がともることになる。
資源輸出決済、ルーブルに移行へ=次期大統領確実の第一副首相が表明-ロシア(時事通信、2月15日)
【モスクワ15日時事】ロシアのメドベージェフ第一副首相は15日、「資源輸出の支払いをルーブルに移行させる必要がある」と述べ、石油・天然ガス輸出などの決済を同国通貨ルーブルに切り替えていく方針を表明した。ルーブルの地位強化を図り、将来は「地域基軸通貨」にする考えで、ロシアの米ドル離れが加速しそうだ。
3月の大統領選で勝利が確実視される同第一副首相は東シベリア・クラスノヤルスクで開かれた経済フォーラムで演説し、自らの政権の4年間の経済政策の優先目標を示した。
第一副首相はこの中で、「国際金融の新たなゲームのルールの形成と、基軸通貨の役割見直しが現在行われている。ロシアはこうした状況に乗じて、国際金融センターの1つになることを長期目標とする」と強調。ルーブルの安定と流通拡大を図り、「地域基軸通貨」にすると述べた。
世界はドルの買い増しに消極的=ジョージ・ソロス氏(ロイター、1月23日)
[ダボス(スイス) 23日 ロイター] 著名投資家のジョージ・ソロス氏は23日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、世界的にドル離れが進んでいるとの認識を示した。
同氏は「金融市場には保安官が必要だ。世界はドルを買い増すことに消極的だ」と発言。「現在の危機は、ドルを国際通貨とする時代の終えんを意味する。ワシントン・コンセンサスではなく、新しい保安官が必要だ」と述べた。
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