兵庫県でも、環境問題は重大問題であるわけだが、神戸製鋼の加古川製鉄所にようやく環境対策をふくむ設備投資が行われるらしい。
神戸製鋼自身の発表はこちら。
さて目標水準はどのようであり、実際の効果はどうなるのか。
ぜひ「改ざん」のないデータを、できるだけ早い時期に公表願いたいものである。
NOx除去設備を新設 神鋼08年度設備投資計画(神戸新聞、4月26日)
神戸製鋼所(神戸市中央区)は二十五日、加古川製鉄所(加古川市)で排出ガスを分解・除去する設備の新設など環境対策を含む二〇〇八年度の設備投資計画(単独)を発表した。総額九百二十億円。高炉改修があった〇七年度比20%減だが、同社は「過去二十年と比べると高い水準を維持する」としている。(内田尚典)
加古川製鉄所では、原料の鉄鉱石を高炉に入れる前処理の焼結工程で発生する窒素酸化物(NOx)を分解・除去する「脱硝(だっしょう)設備」を新設する。大気汚染物質の排出データ改ざん問題を受け、〇六年から進めている環境対策工事の一環。二〇一〇年三月完成予定で、総投資額は〇八度分の三十三億円を含め百七十七億円。
また、焼結工程自体の生産効率の向上にも二十八億円を充てる。
高砂製作所(高砂市)では、造船需要の好調を受け、船舶用クランク軸を製造する鋳鍛鋼工場の能力を増強する。〇八度分の二十五億円を含め、一〇年三月までに三百億円を投じる。
このほか、自動車向けの高級鋼やアルミ鍛造部品など「オンリーワン」と位置づける製品の拡充へ、前年に引き続き設備更新などを進める。
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