テレビの音で目がさめる。
寝返りでスィッチを入れてしまったらしい。
横にリモコンを置いたのが、
夕べの失敗であったらしい。
仕方なく立ち上がり、ザザザと内湯に入っていく。
大浴場1人ぼっちの朝である。
部屋にもどると、外のみどりがなかなかキレイ
カシャカシャと、パソコン仕事をすすめていく。
8時すぎには朝食である。
たった今起きましたという顔ばかり。
顔の白さが哀れで、写真をとるのはやめておく。
食後、みんなは外湯へ向い、
こちらはパソコン前でカシャカシャカシャ。
昨夜も3つほどまわったらしい。
10時ちょうどには、チェックアウト。
雨なので、ロープウェイをやめにする。
この天気では、キレイな景色は望めない。
すぐ近くの城崎文芸館に入ってみる。
この土地に縁の文人たちの紹介がある。
学生たちが注目したのは、
江戸時代につくられた、全国各地の温泉番付。
ほかにも、何か学んだものがあると信じたい。
JR「城崎温泉」周辺のお土産屋さんを歩いてみる。
ちょいと本屋さんにも入ってみるが、
目ぼしい「地元本」は見つからず。
雨をさけて、11時には喫茶店に入る。
こちらは、カニサンドなるものを頼んでみる。
本当に、しっかりカニが入っていた。
みんなは、ケーキやぜんざいをパクパクパク。
おしゃべりをつづけて、
1時前に、ようやく店を出る。
試食の品を食べて、あれこれ論評をくりかえす。
彼女たちにも、しっかり関西の血が流れている。
1時半をまわったところで、JR「城崎温泉」から
北近畿14号に乗り込んでいく。
学生たちは、しゃべる、寝る、
食べる、ケータイをながめるの繰り返し。
こちらは「本読みの人」から
「ミニ原稿の人」へと変態していく。
JR「尼崎」で、一足早く、特急を降り、
4時半には、JR「加島」に到着する。
これにて、実にアットホームだった
今年の卒業旅行は終了である。
次に会うのは、卒業式。
さて、出かけねばならないのだが、
「今福鶴見」って、どこだっけ?
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