生々しい現実から逃げ出し、目をそらし、かかわりを絶つための市民社会でなく、生々しい現実を直視し、それを修正し、是正していく力をもった市民社会を。
posted at 07:04:21
批評は人をそだてるもの。だから批評をする人は、相手より大きな自分であろうと心がけねば。クサして、チャカして終わるのは、話しを横にそらして終わるのは、それができないことの自己証明。
posted at 06:57:54
現実は多面的。小沢も、中国も、資本主義も、自分という生き物も。「あれか、これか」「おまえはどっちだ」。そういう問いをたてた瞬間に、事柄の多面性をとらえようとする人間のナイーブな感性は封じられる。
posted at 06:51:42
言葉の貧困。出所は受け売りあるいは物真似、または最初に結論ありき。真似るしかできないことはある。だが、それをわがものにしようとする精一杯の努力がなければ、実際には真似ることもおぼつかない。
posted at 06:45:44
どんな組織にも目的があり、目的にしたがった統一性がある。だが組織をつくる個人はみな別物。各人の個性をいかにうまく発揮させ、それでいて取り組みの力を四散させずに統一するか。結局のところ、必要なことの根本は個人の自発性。だから組織はなにより個人を育てるものでなければならない。
posted at 06:36:40
世界の中での日本の役割。外交をアメリカに丸投げする戦後政治の中で、この国は指導者も国民もそれを考える力と姿勢を衰えさせてきた。かわりゆく世界におびえるだけでなく、どういう世界づくりをめざすのか、そこの建設的なビジョンが必要。
posted at 06:28:16
ニーチェにも、松下幸之助にも、読者に対するはげましがある。いまの自分は、この境遇はかえられるのだと。だから批判は、かれらの社会的役割に対するものではダメなのだ。より内容豊かなはげましを、実際に対置することでなければ。
posted at 06:15:55
原理主義者というのは、どこまでいっても、自分の感性をくぐらせない人。公式主義、教条主義、どれも同じ。「自由に語る」ためには、まずそこを突き抜けなければ。
posted at 06:11:58
誰が悪いかをはっきりさせる。それが必要な場合はもちろんあるが、なぜそのような行為が生まれて来ざるを得ないのか、その土壌、メカニズムを明らかにすることの方が、同じ問題の回避には役に立つ。
posted at 06:06:37
政治の世界に説得の取り組みが必要なのは当然だが、説得できない人とのあいだに、どのように一致点を見つけ、ゆるやかな連携をつくっていくか。その能力を高めなければ、現実のつくりかえはいつでも他力本願となる。
posted at 06:03:41
「知」をいかにして社会の教養に広めるか。現物を繰り返すだけではダメなのだ。感性をちゃんとくぐらせて、自分の言葉に転換せねば。
posted at 05:57:39
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