11月17日(水)は、9時半起床の朝であった。
ビギンの「パーマ屋ゆんた」を聞きながら、
コーヒー片手に本日の人生を開始する。
「ゆんた」には「八重山地方での労働歌の総称」
という解説がついている。
ただし、内容は、拳をふりあげ勇ましく、
といったものではまったくない。
小さい頃からアンタの髪を切ってきたねえ、
アンタも大きくなったねえ、
いよいよ内地にいくんだねえ、
大丈夫、アンタしっかり生きていけるから。
そんな、ふるさとを立つ娘さんへの
10時半すぎには、外に出る。
JR「加島」から「尼崎」へ、予約の耳鼻科へ、
車中「プロメテウスの人」となって移動する。
長い歴史小説だが、
こちらは、まだマルクスが大学を出たあたりで。
11時半には、診察終了。
薬をもらって、逆もどり。
JR「尼崎」から「加島」へ、クリーニング屋さんへ、
長く預けっぱなしだった礼服を、無事受け取る。
12時前には家にもどる。
ただちに、豚をジューと焼き、
納豆ゴハンをワシワシワシ。
午後は学生たちの「慰安婦」本(映像添付)
の作業成果をながめていく。
なるほど映像はこのようか。
本の原稿は、あちこち、なおしてやらねば。
そして、学生支援、組合、ゴクラクと、
多方面にメールもガシガシガッシン。
つづいて『資本論』や『草稿集』をそこらに広げ、
マルクスゲラの引用箇所を確かめていく。
3時半には、直しも終了。
コンビニに出て、コピーをとって、
返信用の封筒にいれて、ホイおしまい。
「さて、以下の報告は、マルクスが
発生から死滅にいたる資本主義の全生涯を、
どのようにとらえていたかの整理である。
これを行なうことの直接の問題意識は、
現代資本主義の歴史的特徴をどうとらえるべきかという点にある。
現代資本主義の歴史的・理論的な把握は、
もちろん直にそれを対象とした分析を行うことで得られるものだが、
同時にそのための『導きの糸』--分析の視角や
認識の方法についてのヒントを、
マルクスの研究に探りたいと考えてのことである」。
さて、次は『若マル』原稿である。
いまから、2時間くらいは書けるだろう。
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