5月15日(日)は、最終8時起床の朝であった。
夕べの新参は、夕方から朝まで
12時間以上の爆水睡眠。
さすがに、6時くらいから、
何かをボリボリ食べていた。
青汁豆乳から、コーヒーへ。
そして、9時半前には外に出る。
JR「加島」から「尼崎」へ、「新大阪」へ、「博多」へ、
車中「一心不乱、震災マルクス原稿の」人となる。
12時半には「博多」に到着。
調べておいた、「もっとも近くのラーメン屋」に突入。
かためのストレート麺の「味」がいいね。
「山笠ラーメン」の中盤には、辛味高菜を投入していく。
あとからやってきたお隣は、「バリカタで!」。
食べ終わって、ただちに「農民会館」に移動する。
「会館」は農民連のものらしい。
新入生を歓迎する学生たちの企画であった。
まる2時間のしゃべりのあと、そのまま
休憩なしで、質問タイムに入っていく。
①図書館の本は書き込みができないのですが。
②なぜ「はげしく学び、はげしく遊ぶ」なのでしょう。
③先生にとっての自分の幸せと社会の幸せとの関係は。
④社会の事実を知らない人は話をするための工夫は。
⑤大学生の4年間は、先生にとってどう見える時間ですか。
どれも、なかなか難しかった。
何冊かの本にサインをして、
4時ちょうどには、会場を出る。
そこへ、「歩きながらでいいですから」と、
さらに質問クンがやってくる。
クルマのひろえるあたりまで、
「マルクスって共産主義ですよね」
「フランスの43%が資本主義に
見切りをつけだしているという数字の見方は」
「ぼくは資本主義の方がいいのですが」・・
とても、礼儀正しい学生なのであった。
4時30分には、すばやく「博多」を後にする。
「新大阪」へ、「尼崎」へ、「加島」へ、
車中「女性原稿の人」となって移動する。
あれこれの文献を読み、
あれこれネタをくってみるが、
最後まで、うまく、まとまらず。
7時半すぎの帰宅であった。
適当夕食をホホイとつくって、
つくったはしから、パクパクパク。
8時半には、ああ、もういいやの気分になる。
明日は、授業準備、授業、授業、授業準備の1日となる。
石川せんせい、はるばる博多まで来ていただいてありがとうございました。ラーメンおいしくて良かったです。ほかにもおいしいものいっぱいあるので、また来てくださいね。
その日は、10時から始まって分科会、昼をはさんで2時間の講演、その後グループで感想交流、17時に終了。飲み食べしながらの交流会は、お店を出てからも、終電の24時まで続きました。うち私たち3人は、日本の社会は資本主義、共産主義、どちらを選んでいくのかということを延々と話し続けました。
学習の未熟さに気づかされました。悔しい思いもしたけど、いや負けまいとエネルギーがわきました。
はげしく学び、自分の頭でものを考えることを鍛えていかなくては。
資本主義がいいと言っていた学生はわたしの高校の同級生で同じ大学。全国青年大集会でばったり会った高校の先輩(愛媛の大学生)にも励まされ、「資本論」を読まなくてはとついに思い立ちました。
講演の翌日、本を買いに行ったら、大きめの本屋なのに置いてなく、とりあえず民青の事務所に借りに行きました。
「資本論」が新日本新書で13冊、ガイドに読もうと思った不破さんの「資本論全三部を読む」も6冊もあることに気づきました。。。がんばります!
投稿情報: 福岡の女子学生 | 2011/05/17 09:03
資本主義か共産主義かというと、問題を考える枠がちょっと狭くなるかも知れません。資本主義の問題点をどう改善していくのか、その先に資本主義を乗り越える社会がうまれていくという見通しは成り立つのかどうかといった角度からノ議論が適当かと思います。最初から「共産主義」といってしまうとどうしてもソ連や中国を「お手本」にするのかといった話になりがちですからね。学んで、考えてみてください。
投稿情報: walumono | 2011/05/17 10:23
「資本主義しかありえない」と考えている人には、「資本主義か、共産主義か」と言う人が多いように思います。
それから、「競争社会、弱肉強食は仕方ない」「努力しないから生きていけないんだ。そういう人にがんばった人が分け与えるなんて」と言います。
walumono先生がおっしゃる、その角度からの議論がいるし、
果たしてそんなふうに人を押しのけていく生き方をするのか、それが望む生き方なのか、話したいなと思っています。
それにしても、今までこんなふうに議論をしたことがあまりなかったので、ちょい昔の学生になったみたいだし、面白いです(笑)
投稿情報: 福岡の女子学生 | 2011/05/18 17:38
当面の問題は、資本主義をよりましな姿にかえていくことですから、その限りでは、共産主義をどう考えるかは基本的な争点になりません。これも大切なところですね。まともな震災復興も、若者に雇用をという願いも、いまある資本主義の中で実現をめざしていくものですから、それは「資本主義者」でも「共産主義者」でも広く共同できるところです。そこの一致点を大事にしながら、社会改革の大きな展望についても自由に意見を交わしていく。そんなスタンスでいかがでしょう。ご参考までに。
投稿情報: walumono | 2011/05/18 17:59